昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

2017年6月のブログ記事

  • 奉和觀落葉    滋野貞主 (一部加筆)

     嵯峨天皇の御製「落葉を見る」に唱和し奉っての作品。  滋野貞主(しげのさだぬし)、延暦4年ー仁寿2年(785-852)『経国集』の撰者。  御製は残っていません。   奉和觀落葉      滋野貞主    寒聲落葉簾前雨    寒声(かんせい)の落葉(らくえふ)簾前(れんぜん)の雨、  點着閑筵... 続きをみる

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  • GSヒットの原曲

     1曲めは「今日を生きよう」ザ・テンプターズ。 The Grass Roots - Let's Live For Today - [STEREO]  有名なバンド。タイトルがまんまです。 The Rokes - Piangi Con Me  同曲、これはイギリスのバンドですがイタリアでヒットしたそ... 続きをみる

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  • 鴨東四時雑詞   中島棕隠

     中島棕隠の京都の風情を詠った詩です。  鴨東四時    鴨東四時雑詞(おうとうしじざつし)      其九十一             其の九十一  繊手鳴刀各慣忙       繊手 刀を鳴らして 各々忙に慣る  店頭菽乳照紅裳       店頭の菽乳(しゅくにゅう) 紅裳(こうしょう)を照す ... 続きをみる

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  • ぶらんこ遊び  嵯峨天皇

     嵯峨天皇は桓武天皇の皇子、大同四年(809)に生まれました。  「寒食」の季節にぶらんこ遊びする宮女たちの様子を詠じたものです。  「鞦韆」   鞦韆篇(しうせんへん)     嵯峨天皇(さがてんわう)  西日斜          西日(せいじつ)斜(くだ)ち、  未還家          未だ... 続きをみる

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  • 武蔵野  亀田鵬斎

     亀田鵬斎は宝暦二年(1752)に江戸に生まれました。マリー・アントワネットより3歳上です。民間の儒者としては最も耳に親しい名前です。官僚にはならず、下町暮らしで酒好きだったそうです。  武蔵野という漢詩を挙げます。      武蔵野  荒原古道細如縄     荒原の古道 細きこと縄の如し  雲淡... 続きをみる

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  • Jan Hammer  ヤン・ハマー サントラ

    Jan Hammer - Crockett's Theme (Miami Vice)  音大きめ JAN HAMMER - Miami Vice Theme  ジェフ・ベックと共演した曲に似てます。   Jan Hammer - PAYBACK

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  • 親の心子知らず

     80年代前半、居間で父と二人っきりのとき、父が、  「〇〇〇子みたいな子、うちのお嫁さんに来てくれたらなぁ」  と、ぼくに言うともなくそっぽ向いて独り言のように言った。  へ―、ぼくの好み何で知ってるんだろー、と内心思った。  ふだん父とろくに口も利かないのに。  〇〇〇子のことは誰にも言ってな... 続きをみる

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  • ひとは死ぬのです

     ぼくなんかトイレでしゃがんでいる時なんか、一個上の従兄も生きてるし80過ぎの叔父も生きてる。まして90過ぎの伯母も死んだと聞かない。  ああ、なのにオレだけ苦しんで死んでいくんだなと思っていた。  そしたら従兄も叔父も伯母も去年死んでいたらしい。妹から聞いた。  そりゃあぼくはこんな身体だから通... 続きをみる

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  • 組み立て式自動車 男装の麗人 フラッパー

     全体的に音大きめです。 To Live In The 1920's  自動運転、その先は折りたたみのできる車かも。 Flappers - The Roaring Twenties  日本でも昭和30年前後チャールストンが流行りました。  後半の歌でベティーちゃんを想い出しました。 [Full] ... 続きをみる

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  • 菜花 長ネギ 柚子味噌   館 柳湾

     館 柳湾は名は機、字は枢卿で、宝暦十二年(1762)新潟に生まれました。一生を幕府郡代の属史として過ごしました。  柳湾は謹直な官吏であったばかりでなくきわめて口数の少ない寡言の士でもあったらしいです。  詩集は三冊あって『柳湾漁唱』『柳湾漁唱ニ集』『柳湾漁唱三集』です。  晩年、江戸の目白台に... 続きをみる

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  • 深夜の警備

     池袋で友人らと飲んだ。友人らと別れて帰路についたのはもう午前2時ごろ。  酔い覚ましに歩いちゃえ。  道路が暗い。昔はもっと街は明るかったのに。    腹減った。話に夢中でつまみを追加注文するの忘れてた。あいつらどうやって帰るんだろう。漫喫でも行ったんだろうか。  何か食べるもの売ってるところな... 続きをみる

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  • 飯田橋~神楽坂

     先日飯田橋に出かけました。  以前、エクセルシオールだったところがタリーズになっていました。  富士そばはまだありました。看板だけちらっと見ました。  マルエツプチ忘れていました。まだあります。  神楽坂中腹のロイホの階下(1階)はファミマに変わりました。前なんだっけ。  坂下のサイゼリアは相変... 続きをみる

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  • 山根弥生子  ピアニスト

     山根弥生子というピアニストがベートーヴェンピアノソナタ全集のCDを出したそうです。  とりあえずいいなと思いました。ベトソナはまだ聴いていません。 Ravel - Menuet sur le nom de Haydn (Werner Haas, piano) メンデルスゾーン/無言歌集 第3巻「... 続きをみる

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  • 野際陽子 ドラマ 番組 追悼

    誰にも言えない 6話  冬彦さんと麻利夫がごっちゃになっていました。  「誰にも言えない」のオープニングのテーマはユーミンの「真夏の夜の夢」なんですね。  でも「ずっとあなたが好きだった」は無料で見られないようです。ということは人気があるということですか。 徹子の部屋 野際陽子 15 .03 .3... 続きをみる

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  • 野際陽子  合掌

     今日は下痢っぽいです。午後に菊正宗と届いたばかりの甘酒とアロエのエキスを注入しました。  日本酒の中でも菊正宗が一番効きます。  でも今日のは甘酒が効いたのかアロエが効いたのか数日経たないと分かりません。  勘ではアロエではないかなと思っています。甘酒は他社のを試していましたし、アロエは初めてで... 続きをみる

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  • 虎ノ門~赤坂   頼杏坪

     頼杏坪は頼山陽の叔父です。宝暦六年(1756)安芸国竹原に生まれました。  名は惟柔、字は千祺。若くして兄春水に従って大阪に住み、また江戸に出て、服部栗斎に学び、のちに兄春水とともに芸藩の儒官となりました。  杏坪は『春草堂詩鈔』全八巻をものしました。春水と次兄春風と杏坪を頼三兄弟と呼ぶのですが... 続きをみる

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  • 水の精  ルイ・ベルトラン  城左門

     ルイ・ベルトランの『夜のガスパァル』所収の「水の精」を城左門譯で挙げてみます。         水の精  -『お聴き、お聴きよ!あたしさ、朧ろな月影を宿した、響きのよい菱型牕玻璃(まどがらす)を滴(しづく)で敲(たた)くのはさ、あたしさ、水の精だよ。彼處(あすこ)には、水形織りの山羊の毛織りを召... 続きをみる

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  • 蛇屋横町(部分)   山崎俊夫

     山崎俊夫作品集中巻『神経花瓶』に収められている「蛇屋横町」の部分を抜粋します。          (・・・・)  若い男は豆絞りの手拭でそつと鼻端の汗を拭きながら、怖怖(おづおづ)と相手の顔を偸視(ぬすみみ)る。蛇屋の亭主と覚しく五十恰好の色の浅黒い痩せぎすな、眼の表情に一種異様なもの凄い光のあ... 続きをみる

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  • 晩に品川に帰る  大窪詩仏

     大窪詩仏の『卜居集』の中の「晩帰品川」を紹介します。    大窪詩仏  江戸品川高輪   晩帰品川      晩(くれ)に品川に帰る  烟霧高輪暮     烟霧(えんむ) 高輪の暮(くれ)   前途更渺茫     前途 更に渺茫(びょうぼう)たり  潮来呑欠岸     潮(うしお)来(きた)りて... 続きをみる

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  • 京都 糺森納涼 中島棕隠

     文政二年、稀代の風流儒者中島棕隠(そういん)は友人の梅辻春樵ら四人と糺の森(ただすのもり)の納涼床に遊んでいます。  立秋を過ぎたとはいえ、まだ残暑きびしい旧暦七月十六日のことで、棕隠は酒を酌み交わしながら、興大いに乗って七言絶句を詠みました。  水花已老碧花愁     水花(すいくわ)すでに老... 続きをみる

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  • 良寛と貞心尼 ②

     ①の続きの 手紙のやりとりを挙げてみます。  身をすてゝ世をすくふ人もますものを 草の庵にひまもとむとは(良寛)  久方の月の光のきよければ てらしぬきけりからもやまとも(同)  はれやらぬ峰のうすぐもたちさりて のちのひかりとおもはずやきみ(同)  春の初つかたせうそこ奉るとて おのづから冬の... 続きをみる

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  • 山東京伝 ① 八被般若角文字

     山東京伝の「八被般若角文字」から冒頭部分を紹介します。  砂の降りし時分と言へばこの頃のやふなれども、是は大昔の事なりしが、何がしと言へる長者のありけるが、一人の娘を寵愛の余り戯れニ酒の肴を入レし南京の鉢をかぶせけるが、一向に離れず遂に生まれぬ〇〇となり、その名を呼ばずたゞ鉢冠姫と呼びけるが、そ... 続きをみる

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  • ヴェルレーヌ  上田敏

     ヴェルレーヌの詩は上田敏の訳で有名ですね。  『海潮音』に収められているヴェルレーヌ『サチュルニヤン詩集』の「秋の歌」は最も有名です。    秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し  という冒頭の部分。「の」、「の」、「の」と続きます。一見ダブっていて良くないと思う... 続きをみる

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  • 深川舟中  市河寛斎

     市河寛斎は寛延二年(1749)江戸に生まれました。『寛斎摘草』巻四から「深川舟中」(天明三年作:五言絶句)を読んでみます。  籍は上州の下仁田になっているようですが、文献では江戸生まれとあります。   深川舟中         深川の舟の中  命舟垂柳岸       舟を命ず 垂柳(すいりゅう)... 続きをみる

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  • 8ミリ風 デジタルムービーカメラ

     昔の8ミリ風に撮れるカメラがあればいいなと思って検索してみましたら、出てきました。  トイデジは他のですが持ってます。これなどもパララックスがズレすぎて思ったような映像が撮れないなどとレビューにありました。 Beeトイデジムービー:動画 トイデジ「bee」試し撮り  おもちゃっぽいカメラで... 続きをみる

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  • 時間の非実在性 義堂周信と絶海中津

     義堂周信と絶海中津は五山文学の双璧を成します。義堂と絶海の二人をマクタガート的な見地で見てみます。  義堂は時間のA系列において未来に属し、絶海は空虚な現在に寄り添っています。  義堂も絶海も未来を向いています。義堂も絶海も同じ方を向いていますので対面しません。  絶海は義堂の後姿しか見えません... 続きをみる

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  • バルテュス と クロソウスキー ②

     バルテュスの絵     ☝ バルテュス    ☟バルテュスの絵を昭和レトロ風に再現したもの。原さんという写真家さん。     クロソウスキー  『バフォメット』クロウスキー  『かくも不吉な欲望』クロソウスキー 立ち読みしたことがありますが、哲学書でした。  クロウスキーの絵

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  • バルテュス と クロソウスキー ①(一部削除)

     画家バルテュスはピエール・クロソウスキーの弟です。バルタザール・クロソウスキーが本名で、ピエールは1905年8月9日生まれの作家、バルテュスは1908年2月29日生まれです。  (左)ピエール(右)バルテュス  ピエール・クロソウスキーの奥さんはあまり女っぽくないルックスですが、男性に弄される絵... 続きをみる

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  • ヘルパーの平均月収を二倍に!

     ヘルパーさんやケアマネさんの平均月収は26万円だそうです。一般職は36万円ですから、毎月10万円の差があります。  二倍は大げさですが、目安としてヘルパーの月収を40万円にして資格試験を難しくすればもう少し人材確保になるのでは?と思います。  一般職より重労働なのに給料が安いので重い疾病の患者や... 続きをみる

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  • Christoph Ruckhaberle  現代画家

     名前の正確な読み方がわかりませんので、そのまま記述しました。ドイツ生まれでライプチヒを拠点として活動しているようです。1972年生まれなので、年代は中居くんとかと同じですね。 Christoph Ruckhäberle (geb. 1972)  バルテュスの絵とか『ガロ』の劇画を連想させます。 ... 続きをみる

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