昔バスに乗るとバスガールがいました。車内を巡って乗客に目的地を訊いて切符を売ります。ハサミをカチャンと入れます。現金を手渡されると手際よくバッグに収めておつりを取り出します。
この車掌かばん(バッグ)はワンタッチで開閉ができ便利そうでした。がま口の親玉みたいな形状と大きさで黒革でできたコンパクトなものでした。バスガールは斜め掛けして前に来るようにしていました。
バスの場合女性でしたのでバスガールと呼び、都電は男性でしたので車掌さんと呼んでいました。後年バスでも男性が多くなりました。
近年この車掌かばん(バッグ)がファッションアイテムとして売れているようです。ぼくが女性だったら買うと思います。
ちょっとしたドライブなどで大きな荷物は車に置いてこの車掌かばん(バッグ)を斜め掛けし「道の駅」とかでショッピングや休憩に重宝しそうです。ただ背中にぶら下げたままだとスリに遭いそうです。
もっとも免許もないし、ドライブなど10年以上出かけていないので現実的ではありませんがw
バスガールは発車オーライと運転手に声を掛けていました。都電の車掌さんはひもを引っ張ってチンチンと鳴らしていました。ちんちん電車と呼ばれたのはここからでしょう。
黒革の車掌かばん(バッグ)は何千回も開閉しているので手が当たるところがテカテカに光っていました。