昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

西田佐知子に歌ってほしい浅川マキ



Maki Asakawa 浅川マキ 「 少年(歌詞付) 」
 1972年に発表された初のライブアルバムに収録曲。









Maki Asakawa 浅川マキ 「 それはスポットライトではない It's not the spotlight (歌詞付) 」
 1978年に発表されたライブアルバム収録曲。

西田佐知子、浅川マキ

 西田佐知子と浅川マキの共通点など見いだせないと感じている人は多いと思う。近いのはブルースが歌えるぐらいか。だが、ちがったアングルで見てみると共通点はある。
 声は意外と似ている。ハスキーなのに、芯の部分に高音が感じられる。


 西田佐知子:1939.1.9.大阪府
 ●●〇〇●ー●〇●●〇


 浅川マキ:1942.1.27石川県
 〇〇〇〇●ー〇●●●〇


 〇=男性宮、●=女性宮の意味である。
 
 西田:HAIIV
    浅川マキ:HAIHA


 西田佐知子も浅川マキもHAI型であることがわかる。この分類はMetrum方式による。


 つまりリズム感はほとんど同じであると言えよう。


 例えば浅川マキの代表曲「かもめ」を西田佐知子がカバーしていたら面白いと考えられる。さらに西田佐知子の代表曲「初めての街で(菊正宗のテーマ)」を浅川マキがカバーしていたら面白かっただろうにと感じる。

Maki Asakawa 浅川マキ 「 かもめ(歌詞付) 」

初めての街で 西田佐知子(CMバージョン)


 この際、Metrum方式が何なのかは敢えて記さない。煩雑になって読んでくれなさそうなので。

2050年までにアメリカは崩壊する?

 YMOの1stアルバムに「ファイヤー・クラッカー」というエキゾチックで中国風なメロディーにダンサブルなカバー曲がある。

YMO Fire cracker Music Clip


 原曲はマーチン・デニーだが西洋人からすれば東洋の音楽はだいたいペンタトニックで構成されているように聴こえるらしい。半分は合っていると思う。
 だが、あのベースラインは完全にファンキーなディスコ調である。あれは細野晴臣の面目躍如なアレンジであった。


 当時、アメリカ人からすれば中国人と日本人の区別は出来なかっただろうから、細野は逆手に取って中国服で登場したり中韓の区別できない歌詞を入れたり国籍不明のグループに仕立て上げた。
 当時細野に政治的な意図はなく遊び心というか面白半分でやっていたことだろう。


 少なくとも坂本龍一が高校生のころから火炎びんを投げたり新聞社記者だった父親の影響もあって左翼的であったともあまり気づいてなかったかもしれない。


 だが、どうも自分から見ると坂本は根っからのサヨクに見えない。インテリ=サヨクみたいな観念に縛られているように見える。



 ともあれ、フランスのユダヤ系歴史学者が「アメリカ合衆国は2050年までに崩壊する」と本に記しているので、気になるが、現在の情勢を見るともう少し早まるのではないかと思ったりする。

盗み癖


 「峰」というタバコをご存じだろうか。銀色のパッケージでものものしい名前に相応のそれなりの価格がしたと思う。だいたい70年代~80年代ころだ。


 父は在宅の間は着物姿で文豪のようなこんな古風なタバコを悠然と吸っていた。でも暴走族が吸っていても似合う気がする。


 一服吸ったことがあるがセブンスター系の淡白な味だった気がする。


 「峰」はどこでも売っているタバコではないらしく、ストックは無いので切れるといらいらして母に買ってくるように頼んだ。


 そのタバコ屋は梅ヶ丘通りに面してあった。向かいに小さいスーパーがあった。


 「わかった、ついでに買物もしてくるから」
 タバコ屋は若松屋とかいったと思う。スーパーは信濃屋、のちにワインブームのころか銀座にまで支店を出した。若松屋と信濃屋は親戚だった。
 母は信濃屋で買物して店長と立ち話を長々とする。


 店を出るころはタバコのことなどすっかり忘れて若松屋に寄らず帰宅すると父にタバコは?と問われる、
 「あ、忘れた」
 父の怒りは想像できる。タバコを頼んだのにそれを忘れるなんていかにも母らしい。



 父は定年退職後書道の師範の資格を取って知り合いの奥さんなどを自宅に呼んで教えていた。


 暇なときはだいたい渋谷の書店で文庫を買って喫茶店で憩う。その後遠州屋という酒屋の立ち飲み屋で二、三合飲む。ほろ酔い気分でバスに乗って帰ってくる。
 帰ってくると真っ先にトイレに行っておしっこをする。



 そんな倹しい生活で小遣いに困ることがあって、母の財布から千円か二千円抜き取る。母は注意力散漫に見えてそういうのはわかるらしくよくケンカしていた。
 またある時は妹が昼寝していると妹の部屋にある箪笥にあるお札を抜き取ったということだ。妹はたぬき寝入りをしていてビックリしたらしい。これは今年初めて聞いた話だ。


 こづかいが欲しけりゃ、祖母か母に言えばいいのに負い目があるのか借りを作りたくないのかわからない。



 ぼくなんぞおばあちゃん子だったから、電球を交換したり、おばあちゃん専用の流しの詰まりをドラッグストアで洗剤を買ってきて直してやると五千円くれた。

Philip Glass Symphony No.2


Philip Glass: Symphony No. 2 (1993)


 フィリップ・グラスの交響曲の中で2番が一番好きです。