昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

月光仮面

 やはり月光仮面のおじさんはどこかにいるんだろうと思っていましたね。何かあったら来てくれるんじゃないか、って。


 よく記録映像とかニュース映画に当時の子どもたちが風呂敷を首とか肩に巻いて月光仮面の真似をする場面が出てきますが、ぼくの場合セットを買ってもらいました。縁日で売っているようなプラスチックの仮面と白いマントとピストル、この3点セットだったような記憶があります。仮面はプラスチックかどうか正確ではないですが、仮面を着けた時の匂いは覚えています。


 別に裕福というわけではありませんが、まだ妹が生まれる前なので結果的に一人遊びが多かったせいもあると思います。(まぼろし探偵のセットも買ってもらいました)


 ぼくより上の世代、団塊に近い人は月光仮面そのものより、鞍馬天狗とか赤胴鈴之助とかに成りきって月光仮面とも対戦するみたいなニュアンスが強かったのではないでしょうか。4歳上の従兄からはあまり月光仮面の話は聞きません。


 従兄と同じ年の山口正介さんが書いた『麻布新堀竹谷町』には月光仮面(映画)の悪役にも注目している点など書かれていて大変面白いです。


 結局テレビが家に来た時期が同じなので年齢の差が如実に現われるんではないか、と。うちは皇太子と美智子さんの婚礼のちょっと前にテレビが来ました。

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