昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

お肉屋さんのとんかつ

 丹後町にY精肉店がありました。晩ごはん用に揚げてあるとんかつを買うのですが、妹が生まれるかどうかのころですから実質上家族4人で、薄いとんかつ(ハムかつとは違うもの)を2~3枚買います。

 とんかつは3種類ありまして大、中、小の順に70円、50円、30円とありました。売れ行きの状況にもよったのでしょうが、50円の場合3枚、70円の場合2枚とかそんな感じでした。枚数が揃わない時や給料前にはメンチやコロッケが多くなります。

 ぼくの中ではとんかつは大人の食べるもの、めったに口にはしませんでしたし、コロッケよりメンチのほうが格上に感じていたのでメンチ専門でした。

 母が嫁に来る前に祖母と父は表町のYさん(民家)の裏に小さな家を建てて住んでいました。家族同士で言う時はすずめのお宿と呼んでいます。父と母が結婚という時に50メートルぐらい離れた同じ表町に家を新築し、母も引っ越しの手伝いをしました。リヤカーを使ったそうです。

 その朝母は早めに来て丹後町のY精肉店に寄って生卵2個を店先で飲んだそうです。

 Y精肉店の娘や何人かと表町の空き地で遊んだ記憶があります。その娘は交通事故で亡くなったと後年聞きました。

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