昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

ゲイリー・バートン

 76年(昭和51年)ごろはジャズ喫茶でフュージョンやキース・ジャレットを聴くと同時にジャケ買いもするようになりました。新宿コタニで気になるレコードを見つけました。ゲイリー・バートン・クインテットによるプレイズカーラブレイです。

Gary Burton Quintet • Dreams So Real (1976) US



 英語ではDreams so realです。ジャケットの写真が淡いカラーでブレを使っています。カーラ・ブレイってどんな人だろう。パット・メセニーというギタリストも参加している、とその時思いました。この盤のほうが先にメセニーを聴いたわけです。


 聴いてみたらイメージ通りでした。3、4回コタニに通ってイメージを構築していきました。LPレコードはなかなか試聴できるものじゃありません。ジャケ買いするにしてもそのころジャケ買いという言葉もなく、果たして気に入るかどうか賭けのような心境です。カーラ・ブレイとパット・メセニーがどうしても確かめたくて買ったら大当たりなわけです。


 このアルバムは未だに聴きます。1曲めのアルバムタイトル曲は本当に気に入っていて、イメージとして盛夏冷房がかかった部屋もしくは厳冬暖房がかかった部屋で聴く音楽です。記憶の底にあるのは、友人Kと真夏の暑い日原宿を歩いていてヒョイと入ったジャズ喫茶でかかっていたような音楽です。そこは冷房がガンガン効いていました。
 
 パット・メセニーは12弦のエレキ・ギターを弾いていてミック・グッドリックとツインギターになっています。アルバムの2曲めからフリージャズ的な曲になっていて訪ねてきた知人Aを驚かせました。カーラ・ブレイのフリー時代を探索するきっかけにもなりました。

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