赤坂表町のCマンション
赤坂表町の家の隣にマンションが建てられました。元はEさんと言ったか記憶があいまいですが、邸宅でした。
マンションの建設用地として空き地になった時、鉄条網に足を引っ掛けてケガをしたことがあります。きっと空き地内で遊んでいたんだと思います。
マンションは草月会館とも隣接していて高橋公園と草月の間の道から車が入れるようにスロープがありました。子ども心にモダンだと思いました。そのスロープに青いトカゲがいて誰かがちょん切ったのです。尾っぽだけになってもゴニョゴニョ動き、日光に反射してキラキラ玉虫色でした。
マンションの住人には可愛い年上の女の子もいました。いっしょに遊んでいるだけで嬉しかったです。上等な服を着ていました。夢にまで見ました。その女の子がマンションの屋上から落ちてぼくが両腕で抱き留めるという空想的な夢です。
アメリカ人も住んでいました。クレイギーとジョニーの兄弟。クレイギーにクレージーと言うと真っ赤になって怒りました。クレイギーはぼくより年上で9歳か10歳、ジョニーは7歳だったと思います。ぼくは8歳で2年生なのに、ジョニーは7歳で3年生でした。
日本の学校とアメリカンスクールでは違うんだなと思いました。そのアメリカ人のうちに遊びにいったことがあって、冷蔵庫がデカかったです。お母さんの身体もデカかった。