赤坂一ツ木通りの縁日
現在の一ツ木通りは歩道と車道が分かれていますが、昭和30年代は普通の通りでした。
一と六の日は縁日で夜店がずらっと並びました。綿あめ、金魚すくい、ヨーヨー、京人形、引き出し(硬貨を入れると消える)、バナナの叩き売り、しんこ細工などなど、珍しいと言えるものはそんなに無く、食べ物の夜店は今ほど多くなかったように思えます。
ぼくは浴衣に兵児帯を締めて出かけるのが常でした。一と六の日というと毎週のように縁日だったわけで、体調が悪い時以外は出かけていたと思います。
映画「赤坂の姉妹」昭和35年(原作由起しげ子)を見ると実写で赤坂の街の様子が見ることができます。一ツ木通りの縁日の場面もあります。機会があったら是非見てください。