昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

音楽とリズム感  その1

 音楽家、単に人間と言ってもいいが、リズム感は大きく二つに分けると、前ベクトルと後ろベクトルになる。
 これはジャズなどで言われる、「前ノリ」「後ノリ」と異なる。前ノリ後ノリは楽曲のノリ、これを「ある事象」と譬えれば先駆的と後続の感覚と言い換えられる。


 そのノリとは違って、つまり先駆的か後続的かではなく、ベクトルが前向きか後ろ向きかが問題である。
 楽曲のノリを「ある事象」と言い換えたとき、対向して前なら前ベクトル、対向して後ろなら後ろベクトルになる。前ベクトルは企投、後ろベクトルは被投。
 ハイデガー用語で言えば楽曲のノリは「ある事象」に対して「企投」は投げ込まれることを企てる。「被投」は投げ込まれることを被る。


 楽曲のノリというのはハイデガー用語で言えば「死」を意識する瞬間である。「ある事象」は「死」を意味する。


 ジャズを聴いたり演奏するとき、特にアドリブの際楽曲のノリに向かって投げ込むタイプと投げ込まれるタイプがあるが、まさにそれでジャズのノリというのは「ある事象」であり「死」である。

山径

   山径(やまみち)            天竺浪人



 山林幽深(おくぶか)き 径(みち)歩み 浮雲に梢搦(こずえから)みて根岸


 靑丹(あおに)の匂ふが如く 山肌の側の葉乾き落つれば紬の生壁色、


 踏捨(ふみすて)の桑染(くはぞめ)見たやうに、濕(しめ)らし土が


 床しきは 煤竹(すすだけ)の帷子(かたびら)を想ふ。


 
 
 霄(そら)諦見(ながむ)るに 菱星(ひしぼし)滑る刹那交睫(まばたき)て


 四方が天(あめ)は屑(いさぎよ)き畏(おそ)ろしき褐返(かちがへ)しの


 幾千万の絵の具に染められぬ。


 錆鼠(さびねず)の森の煩悶(もだへ)に怯へ曇らむ胸の月 遠耳(とおみみ)は


 闇の中、水音 木(こ)がくれて


 遠近(をちこち)に木霊(こだま) 遙か渡らん。




 天竺浪人とは無職のこと。元は住所不定の浮浪者という意味で江戸時代は逐電浪人と呼んだそうですが、ひっくり返して天竺になったとか。同名の漫画家さんもいるようですが、無関係です。
 この詩は平成元年無職のときに自作しました。
 このころ、今でもそうですけど漢文と古文と言文一致体と雅文調をミックスしたような詩にあこがれます。

青春あるある

中一のときにクラスで旅行に行った。風呂に入ったら小川くんはもうボーボーだった。
「いやあもう生えてるのバレちゃったよー」と言いながら余裕の態度。
ぼくはつるつるの股間を隠して入湯。


そのころ一ツ木通りのY君はバイタリスをバッチリぬりたくって髪の形を整えて通学していました。
ぼくは控えめにスコアを塗って髪を流し気味に梳かしていました。それが精いっぱいの中一のオシャレでした。


叔母が「〇〇ちゃん、整髪料なんかあんまり使わないほうがいいわよ」と言います。
「男性ホルモンが入っているからね」そーなんだ。「ええええええええええええええええええええええええ」


中二中三と毛が生えてこない僕にとって救世主的な情報。


つるつるの股ぐらにスコアを擦りつけました。生えてこい生えてこい。もはや生えてないのはぼくぐらいなもの。中三にもなって生えてないのは〇〇だけだよな、と若狭くんは言います。当たっているだけにつらい。



結局生えてきたのは高1の二学期。おそっ。

ショパンの生年月日 解析

X=VVVVA
Y=VAVVA


Xは前ベクトル、Yは後ろベクトル。これはどう導かれるか。


V=偶数/奇数
A=奇数/偶数


上記は分数のデザイン。つまり、Vは奇数分の偶数。Aは偶数分の奇数。


偶数、奇数はどう導かれるのか。


ここからちょっと細かくなる。


あ)太陽月水星金星火星にどのくらい男性宮があるか、
すなわち、偶数あるか奇数あるかを解析する。


い)木星土星天王星海王星冥王星にどのくら男性宮があるか、
すなわち、偶数あるか奇数あるか算出する。


あ/いが最初のVに当たる。




この例ではXとYのちがいは2個めのVとAだけであるから
説明すると、今度は太陽月水星金星火星の中だけで同様な作業をする。


ショパンの場合
Xうお てんびん みずがめ みずがめ おひつじ・・・・・・a-2
Yうお やぎ   みずがめ うお   おひつじ・・・・・・b-2


最初Xのほうで見てみるとa-2の太陽、月、水星における男性宮は2個。
b-2木星、土星、天王星、海王星、冥王星における男性宮は3個。


2と3で偶数と奇数。すなわち偶数/奇数=V


次にYを見る。b-2は奇数と偶数すなわち奇数/偶数=A



なお、水星は二度ダブって見ることを先にお断りしておくべきだった。



占いの基本は以上です。順番に遠い天体も同様に解析していきます。5個のアルファベットは5回この作業を行うという意味です。


ここまで読んで判った人は少ないと思う。説明には体力が必要だ。
くわしいことは「Metrum方式」の「コミュニケーション鑑定」でググって見てください。
完全無料の占いホームページやブログが出てきます。



解析のあとは解釈説明と続けたいがもう少し月日をください。


ショパンはVVV型のところに記述がありますが、解釈を変えてVAV型のところを見てください。

続・ショパンの生年月日

 ここでは1809年3月1日は省略する。
なお、記述する順番は太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の星座位置である。


 X 1810年2月22日の場合
 うお てんびん みずがめ みずがめ おひつじ
 おひつじ いて さそり いて うお


 Y 1810年3月1日
 うお やぎ みずがめ うお おひつじ
 おひつじ いて さそり いて うお



 前者XはVVVVA型になり、超絶技巧も可能なタイプだ。前ベクトル。
 後者YはVAVVA型になり、流れに逆流する後ろベクトル。



 Xはプロコフィエフやヒンデミットやバッハの速いパッセージも難なく弾きこなせる。前ベクトルの基本的な可能性はそれである。リードギターに向いている。


 Yは後ろベクトル。こちらはいろいろと苦労を伴う。Xが難なく弾きこなせるものを相当苦労して弾けるようになる。ベースに向いている。


 ショパンとスクリャービンはリズム的には実は似ているように思う。一方はロマン派だが一方は神秘主義だ。印象はだいぶちがう。



 まだ研究を続けるつもりだが、現在の結論としては、


 1810年3月1日が有力だろう。