昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

ソポクレス    パスカル     の言葉

 ソポクレス『コローノスのオイディプース』より


 「生まれて来ないのが何よりもましだ。が、この世に出てきてしまった以上はもとのところに、なるべく早く帰ったほうが、それに次いで、ずっとましだ。」
                         (岩波書店)






 パスカル『パンセ』より


 「人間は自然の中にあって何者であるか?無限に比すれば虚無、虚無に比すれば一切、無と一切との中間物。両極を理解するには、それらから無限に隔たっているので、事物の窮極とその始原とは、彼にとって、底知れぬ秘密のうちに詮方もなく隠されている。彼の引き出された虚無をも、彼の呑みこまれる無限をも、等しく彼は見ることができない。
                            (白水社)


ソニーの製品はどうなんですかね

 あることでPCがフリーズしてしまい、初期化したところ、Microsoft Office Home & bussinesを削除されてしまいました。
 Outlookが使えなくて苦労しています。


 以前は富士通(Windows7 or 8)のパソコンで1日前か1週間前かに戻すことは出来ましたが、今回NEC(Windows10)ではなかなか見つけられず苦悶しております。


 フリーズしたきっかけは、ソニーウォークマンのファイルを入れ替えようと思い、X-アプリを見ようとしたところ、もう使用できないということなので新しいアプリをインストールしまして、そこまでは良かったのです。


 空っぽのアプリにCD-RWからデータを転送しました。二枚目のCD-RWのファイルを転送中急にフリーズしました。再起動してもフリーズしたままでした。


 仕方なく初期化を行ないましたところ、Microsoft Officeの大きなソフトを失い、Outlookが使えなくなってしまったのです。パソコンスキルの無い自分はあわててしまいました。
 以前みたいに1日前、1週間前に戻すのが出来ず苦労しています。


 フリーズしたのはCD-RW内のデータにウィルスが紛れ込んでいると思い、CD-RWのスキャンを行ないまいした。脅威なしと出ました。


 そうなるとソニーのアプリが怪しいと思い至っています。
 ソニー製品にはいい思い出はないです。サポセンも対応が悪く、そんなことも知らないのかよ、って態度で電話の受け答えが横柄で良い印象はないです。


 まさかとは思いますがソニーのアプリにはウィルス的なプログラムが組まれていてフリーズする仕組みになっているのではないか、という途方もない憶測まで浮かんできてしまう。
 むろん自分のパソコンスキルの無さが原因でしょうが、そういうユーザーを対象にした嫌がらせなのかなと訝ってしまいます。


 あくまで主観ですが、ソニーって会社は一度地獄に堕ちてほしいと思います。以前はソニー崇拝者がいたと思うし、自分もソニーならと信頼するところがありましたが、最近はソニーこそつぶれて当たり前の企業ではないか、と思う今日このごろです。



 google chromeとか他のフリーウェアとか再インストールできましたけど、肝心のMicrosoft Officeのソフトは有償ですので踏ん切りつかずに再インストールできない現状です。プロダクトキーとやらが記載されてるカードが見当たらないのです。そこまで突き止めました。


 ただ、1週間前とかに戻せれば解決するだろうと淡い期待を抱いているばかりです。


 ちなみに過去ブログの画像ファイルなど消去されている可能性もあるので少し調べましたが、大きい被害は受けてないようです。


竹中英太郎

 竹中英太郎は明治39年12月18日生まれ。竹中勞は彼の息子。

 『陰獣』江戸川乱歩
 すごいインパクトですね。この絵は見覚えあります。
 お金に余裕があれば乱歩もこういう挿絵の本を揃えたい。


 あと夢野久作の作品とかの挿絵も描いていました。


 ペヨトル工房の『夜想』って雑誌は夢野久作と竹中英太郎の特集だった号は衝動買いしました。もう長年見ていないので中身は忘れましたけど。


 週刊朝日の表紙。
 カフヱに行けたらいいのに。
 モガですかね。岡本かの子に似ているような。


 「慰問文絵葉書」というタイトルです。戦争中かも。


 昭和挿絵の画集を買って今でも持ってますが、載っていたように思います。
 普通の絵も描いていたんですね。


 岩田専太郎は竹中英太郎が出てきた時ドキッとして畏れを感じました。竹中の時代は印刷技術が発達し、ハーフトーンも可能だったので奇矯なイメージも表現できた、と岩田は語ったそうです。


 確かに個性は違うものの、挿絵で今現在パッと思い浮かべるのはこの二人を除いては考えられません。


 竹中は早いうちに断筆し、人権社会運動に身を投じたようです。会社も経営しました。息子の竹中勞も影響を受けたのか左翼系の文筆家になりました。




ずーっと、小唄が鳴ってる

 ぼくは教室のベランダから一階の庭にいる犬を見ていた。犬も不審そうにこっちを見ている。犬の周りにコバエが千匹土星の輪のようにぶんぶん飛んでいる。


 ああ、小唄のSPレコード、庭で蓄音機掛けっぱなしだ、犬ちゃんゴメンね。
 ぼくもシャツは着たけどパンツ履くの忘れちゃった。


 担任の女の先生がもう来ていた。付き添いの女性もそばに立っている。ぼくは二人の間をシャツの裾を手で押し下げすり抜けた。


 何とか自分の定位置にしゃがみ込んだ。みんなが心ン中で不審がってるだろうなと思いつつ知らんぷりしていた。小唄聴こえないふりしてくれ。


 手元に数珠と聴診器がある。聴診器は隣りに来るAクンのものだ。・・っとと。


 下校、下校。


 「あれ福岡の駅かな。ちがう新国立競技場だな」と建築中の建物を見てぼくは言った。女子生徒は鼻で笑った。


 もうItokinビルのところは過ぎて千駄ヶ谷小の交差点だった。なかなか信号が変わらない。隣りに来たヒロミに面白可笑しく話しかけたが、半笑いだ。ヒロミは先に歩いていった女子生徒が気になってるみたいだ。


 後ろから女子二人が合流した。一人はベッキーだ。ヒロミはもう一人の女子とにこやかに話し始めた。
 ぼくはベッキーに「あのビル渋谷だよね」と話しかけた。「ウン」
 渋谷にあんな天空をつんざくような摩天楼あったかなぁ。とぼくは呟いた。


 ベッキーが「小っちゃい本がいっぱい」と言うので後ろを振り返ると、古本屋のミニチュア本が古色蒼然と並んでいた。「ああ」


 明治通り沿いの歩道を歩いている時「あのビル崩れている」とベッキーが言うので、前方上空を見たら、本当にビルがCGアニメみたいに崩れ落ちてってる。


 「下に字幕で、早送りではありません、って」「(笑)」


 急にベッキーが小唄を口ずさみ始めた。
 「へぇ小唄習ってるんだ?変わってるってみんな言うでしょ?」「(ΦωΦ)フフフ…」


 もうすぐ原宿駅だ。





 目が覚めたら頭がズキズキ。いいちこ飲んで二時間寝てしまった。ipodで小唄流しっぱなしだった。膀胱もパンパンだ。
 
 ベッキー大ッ嫌いなのに。



岩田専太郎

 挿絵画家岩田専太郎は明治34年6月8日生まれ。挿絵は江戸川乱歩作品などで見ていた。何となく色気があるし、モダーンな感じで好きだった。


 映画「蛇姫様」を検索したら原作川口松太郎で挿絵は岩田専太郎と、あった。
 時代劇にも合う。江戸の粋が出ている。

 「蛇姫様」原作川口松太郎の挿絵


 それに加えてかなり動きがある。一コマで動きを感じさせる画はぼくらの世代だと桑田次郎が筆頭に来る。原作は昭和14年だというから祖母は読んでいたかもしれない、と思ったりする。


 小村雪岱の画を祖母に見せたことがある。あまりいいと思わなかったようだ。確かに小村の画はデッサン的には幼稚かもしれないが、どこか魅力がある。鏑木清方の大人の魅力とは少しちがったものだ。清方のような巨匠でも文学作品の挿絵を描いていた。


 岩田専太郎に話を戻すと、岩田は伊東深水の弟子だそうだ。伊東深水と同世代の日本画家たちの絵画は鎌倉の「鏑木清方記念美術館」で買った『鏑木清方と七絃会』という日本画家集(伊東深水は挿絵のみ)の中に載っていて、さらに大正~昭和の文学、小説の挿絵画集も含まれていた。


 清方と七絃会とはまた違うモダーンさが岩田専太郎の画に見て取れる。構図が斬新だ。それと印刷技術の関係でグラデーションの濃淡がなくコントラストがはっきりしている中で、これだけの表現はすごいと思う。

 「爪」という画。
 これなどは少し伊東深水の路線が垣間見える。深水の挿絵は普通だが、日本画はややバタ臭い。ちなみに寺島紫明の挿絵はつげ義春のような構図でアヴァンギャルドだ。
 

 これもおそらく「蛇姫様」
 顔は何となく瑳峨三智子を想起させる。



 で、映画の「蛇姫様」を見たが、瑳峨三智子は確かに美しかった。昭和34年ではあるが、女優のほとんどがつけまつげをバタバタさせていた。瑳峨はたぶん整形前だと思う。セリフも言葉が立っていて立派なものだった。主役の雷蔵を食わないように演技は抑え気味のような感じがした。
 瑳峨の美しさがアジア的とすると楊貴妃はこんな感じだったのではないか、と思わせる。大映の「楊貴妃」は傑作だったが、京マチ子は楊貴妃に似合わない。


 旅回り一座の女座長的なお島役は近藤美恵子という女優だったが、この人も十分美人だった。昭和34年にしてはナウい。松雪泰子と斎藤由貴と應蘭芳(プレイガールなどでお馴染みの女優)を混ぜてしかも三人より美人な容貌である。70年代風の、ジーンズも着こなしてしまいそうなナウさだ。この女優さんは生まれたのが早すぎた。


 ただ、このDVDの欠点はデジタルリマスターではないようで、画質はあまり良くなかった。元々大映のカラー作品はあまり画質がよくない。セットや衣装に莫大な金をつぎ込んでいそうなので、画質は今イチなのかもしれない。


 将来リマスター化されブルーレイになれば見直すチャンスがあるかもしれない。