青春あるある
中一のときにクラスで旅行に行った。風呂に入ったら小川くんはもうボーボーだった。
「いやあもう生えてるのバレちゃったよー」と言いながら余裕の態度。
ぼくはつるつるの股間を隠して入湯。
そのころ一ツ木通りのY君はバイタリスをバッチリぬりたくって髪の形を整えて通学していました。
ぼくは控えめにスコアを塗って髪を流し気味に梳かしていました。それが精いっぱいの中一のオシャレでした。
叔母が「〇〇ちゃん、整髪料なんかあんまり使わないほうがいいわよ」と言います。
「男性ホルモンが入っているからね」そーなんだ。「ええええええええええええええええええええええええ」
中二中三と毛が生えてこない僕にとって救世主的な情報。
つるつるの股ぐらにスコアを擦りつけました。生えてこい生えてこい。もはや生えてないのはぼくぐらいなもの。中三にもなって生えてないのは〇〇だけだよな、と若狭くんは言います。当たっているだけにつらい。
結局生えてきたのは高1の二学期。おそっ。