昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

哲学のブログ記事

哲学(ムラゴンブログ全体)
  • 妄想 森鴎外  を読む

     森鴎外の「妄想」はエッセイのようであり、私小説、詩のような部分もある。鴎外は夏目漱石ほど人気はないが、漱石より魅かれるところがある。  下部に挙げる文脈でそのわけが判ったような気がした。文中のハルトマンはエドゥアルト・フォン・ハルトマンのことだと思われる。  形而上学と云ふ、和蘭寺院楽(オランダ... 続きをみる

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  • 我思うゆえに我あり

     デカルトの『方法序説』の有名な一節「我思うゆえに我あり」はラテン語だと「コギトエルゴスム」だそうです。でも実際の本文はフランス語です。あの時代はラテン語で書くのが常道でしたが、一般市民にも読んでもらおうとフランス語で書いたのです。  「我思うゆえに我あり」は「神も世界も自分も存在することは疑うこ... 続きをみる

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  • ベルクソン(脳の活性化)

     ベルクソンの本をぱらぱらめくっていたら、内容の深奥性は不明だけれど妙に澱みのない文章にあたりました。  意識の諸状態の有機化について―自由  真の持続と偶然性  すなわち、時間は空間なのか。もしも私が地図の上に描かれた道を眼で追うとすれば、後戻りをして道がところどころで二つに分かれているかどうか... 続きをみる

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  • ハイデガー拾い読み

     木田元の『ハイデガー拾い読み』の中で「へー」と思ったところがありました。  長くキーを叩くのは苦手なので部分的にしか挙げませんので、わかりにくいかもしれませんが、興味を持った方は文庫で500円代の本なので直接当たってみてください。  第二回「実在性と現実性はどこが違うのか」、という項目の中でカン... 続きをみる

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  • ハイデガーの世界内存在

     伊藤吉之助という人は1918年フライブルグに留学しました。ハイデガーと出会っています。  ハイデガーより4歳ぐらい年上の伊藤ですが、ハイデガーによる個人教授と言いますか、伊藤の下宿先にハイデガーが出向いたので個人授業ですね。  そのころ日本は裕福ですから下宿といっても数部屋も確保している下宿です... 続きをみる

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  • フォークと哲学 Folk

     昭和50年ごろでしょうか、先輩のKSさんの下宿先は東京女子大の近くでした。  KSさんのアパートに遊びに行くとレコードを聴いたりギターを弾いたり哲学書を読んだりしました。  先輩は昭和27年の早生まれで、サークルのOとかIと学年で言えば同じです。  先輩のお気に入りのレコードはペンタングルなどの... 続きをみる