森鴎外の「妄想」はエッセイのようであり、私小説、詩のような部分もある。鴎外は夏目漱石ほど人気はないが、漱石より魅かれるところがある。 下部に挙げる文脈でそのわけが判ったような気がした。文中のハルトマンはエドゥアルト・フォン・ハルトマンのことだと思われる。 形而上学と云ふ、和蘭寺院楽(オランダ... 続きをみる
哲学のブログ記事
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ベルクソンの本をぱらぱらめくっていたら、内容の深奥性は不明だけれど妙に澱みのない文章にあたりました。 意識の諸状態の有機化について―自由 真の持続と偶然性 すなわち、時間は空間なのか。もしも私が地図の上に描かれた道を眼で追うとすれば、後戻りをして道がところどころで二つに分かれているかどうか... 続きをみる
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伊藤吉之助という人は1918年フライブルグに留学しました。ハイデガーと出会っています。 ハイデガーより4歳ぐらい年上の伊藤ですが、ハイデガーによる個人教授と言いますか、伊藤の下宿先にハイデガーが出向いたので個人授業ですね。 そのころ日本は裕福ですから下宿といっても数部屋も確保している下宿です... 続きをみる
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昭和50年ごろでしょうか、先輩のKSさんの下宿先は東京女子大の近くでした。 KSさんのアパートに遊びに行くとレコードを聴いたりギターを弾いたり哲学書を読んだりしました。 先輩は昭和27年の早生まれで、サークルのOとかIと学年で言えば同じです。 先輩のお気に入りのレコードはペンタングルなどの... 続きをみる