ヤングギター GUTS ライトミュージック
70年代の音楽誌、ヤングギター、GUTS、ライトミュージックには、後ろのページにコンサート情報やミュージシャンのプロフィールが載っていました。それを細かく見ていました。
生年月日
吉田拓郎 昭和21年4月5日 これは正しいと思います。
加藤和彦 昭和22年3月21日 ←雑誌によって昭和21年になっていることも。おそらく22年が正しいと思います。
岡林信康 昭和22年7月22日 ←雑誌によって昭和21年になっていることも。おそらく22年が正しいと思います。
細野晴臣 昭和22年7月9日 ←雑誌によって4月9日や7月10日のときも。7月9日に統一され35年ぐらい経ちます。
吉田美奈子 昭和28年4月8日 ←雑誌によって昭和24年と記されているものがありました。
アル・ディメオラ 1954年7月22日 ←長らく7月12日とされていました。
以上は生年月日の間違いです。些細といえば些細ですが。
次は音楽誌にあるまじき間違いです。アル・ディメオラのミュート奏法について信じられない記述がありました。
A「あれはおそらくフレットの真上を押さえて音をミュートしてるにちがいない。非常に高度なテクニックである」
ぼくはこの記事を読みながら下北沢北口のS書店で腹を抱えて笑ってしまいました。ギターを弾いている人ならすぐわかるミュート奏法、手の腹を弦に乗せてピックで弾くのです。だいたいブリッジ近くで行ないます。
上記のような誤りのある記事を載せてしまうぐらい、音楽誌の編集は杜撰だったのでしょうか。