昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

女流のブログ記事

女流(ムラゴンブログ全体)
  • 夏日閒詠   梁川(張)紅蘭

     梁川紅蘭は梁川星巌の妻です。中国風に張紅蘭とも名乗っていました。19世紀初めの生まれで、文政七年(1824)の21歳作の「夏日閒詠」を紹介します。    夏日閒詠       夏日閒詠  倦抛鍼線慵重理   倦みて鍼線を抛(なげう)ちて 重ねて理するに慵(ものう)し  汗珠透衣睡方起   汗珠(... 続きをみる

    nice! 24
  • 江馬細香の漢詩

     江馬細香の42歳の、文政十一年(1828)の作。    題竹  玉立湘江碧    玉立(ぎょくりつ)す 湘江(しょうこう)の碧(みどり)  逢人写数枝    人に逢いて 数枝(すうし)を写す  流伝如有後    流伝(るでん)せば 後有(のちあ)るが如し  不必恨無児    必ずしも児無きを恨(... 続きをみる

    nice! 7
  • 江戸女流画家平田玉蘊とその周辺

     平田玉蘊は天明七年(1787)に広島尾道の木綿問屋福岡屋の二女(長女は夭逝)として生まれました。  名は豊または章(あや)。4歳下に妹庸(=玉葆)がいます。  玉蘊は頼山陽の最初の恋人と思います。山陽は玉蘊に出会う前に結婚はしていました(梨影とは再婚)が、脱藩騒ぎで幽閉されて数年籠っていました。... 続きをみる

    nice! 3
  • 色っぽい江戸の女流漢詩

     色っぽい漢詩を紹介します。先に現代語訳から、    酔美人が夜明けに、悄然と寝室を脱け出て庭に立つ。高い梢のうえの月が、寝乱れた化粧の顔を照らす。花に置く露をすすって、酔を醒まそうとすると、一面の薔薇の匂いに、更に酔ってしまう。  蓮歩悄トシテ移シテ、暁房ヲ離ル。高悄ノ落月、慵粧ヲ照ラス。花辺ニ... 続きをみる

    nice! 3