荘厳と民話のはざ間で
Gervaise - Bransles de Champagne et de Bourgogne
小石川図書館でレコードを借りて聴いたとき、魂が救われるような気がしました。
フランスならではの何というかおおらかさというか。アンドレ・イゾワール演奏。
やや音大きめ。
Bransle de Champagne
Bransle de Champagne - Claude GERVAISE - Quatuor de clarinettes ébonie
やや音大きめ
Claude GERVAISE - Danses de la Renaissance à l'Orgue - F. Barbut
アンドレ・イゾワールのCDの冒頭と同じ曲です。テンポがやや遅い。
Pierre Attaingnant - Pavane, Basse Dance, Bransle de Champagne (Orchestra Ghironda)
これすごくいいと思いました・
音小さめ
Janequin - Allez my fault
アンドレ・イゾワール演奏
荘厳と書きましたがブランルというのはたぶん民衆の舞曲ですね。軽やかなリズムを聴くとイタリアかフランスのB級かC級の映画の冒頭を思い描きます。村の若い男が若い娘と馬小屋で密会して愛を交わしている場面です。
アンドレ・イゾワールのCDはL'orgue francais a la Renaissanceというタイトルで出ています。
これらはルネサンスの音楽ですけど、1600年前後に生まれたスカロンとシャルル・ソレルの物語がぴったり来るような気がします。
スカロンの『滑稽旅役者物語』とかシャルル・ソレルの『フランション滑稽物語』とか読むのにぴったりのBGMになります。
人間の欲と性の快楽の滑稽さを描いています。翻訳者の渡辺明正氏の遺品です。
長生きしたいとは思いませんが、この二冊を読み終えるまでは死ねないと思います。読みさしなもので。