昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

8マン エイトマン ③

 桑田次郎(現:二郎)は13歳でデビューした天才です。線描きのなめらかさは手塚治虫をしのぐもので、手塚が病気療養中代筆で描いたこともあるほど。
 平井和正は「幻魔大戦」で知られるSF界の人気作家です。


 この2人のコンビが作った「8マン」はぼくたちの世代にとって神にも値するすごい漫画です。

 圧倒的な画のうまさ、圧倒的なカッコよさ。

 ロボットにもかかわらず痛々しい。

 タバコ型の強化剤です。中にはカドミウムが含まれていて原子炉を活性化させます。
 この大人っぽいところにも当時の子どもは魅かれたと思います。

 構造図は漫画好きの少年は必ず描きました。ぼくは苦手でした。


 こういう豪華本も出ましたし、持っていました。

 女性美を損なわない救い方のパターン。

 丸美屋のふりかけはもちろんシール目当てで買いましたが、チズハムはあまり買った記憶がありません。今食べたらおいしそうですね。
 すきやきふりかけはよく買いました。シールは集めていましたが、窓ガラスに貼っていたため引っ越しで一切を失いました。2013年には丸美屋ふりかけ8マンシール50周年のキャンペーンで大人買いしました。

 平井和正。桑田次郎との共著では「デスハンター」が好きです。一見虚無的なストーリーですが、人類とは何か、死とは何か、平井氏の人類に対する失望感、絶望感が伝わってきて深い哲学的なSF大作だと思います。のちの「幻魔大戦」につながっているんだろうと思います。


 桑田次郎は当時連載が多すぎて睡眠さえも取れず自殺を考えて、拳銃を所持していたため、銃刀法違反で人気絶頂のころに逮捕されました。42歳すぎからは東洋思想を中心に漫画を描き下しています。


 主題歌を歌っていた克美しげるは殺人事件を起こして10年服役しました。


 桑田次郎が上手すぎてその後の世代の漫画には満足できず、大人になってからは漫画に熱中することはほとんどありませんでした。


 ぼくらの世代は「少年マガジン」で連載された8マンのファンなのでテレビのアニメ化で原画も動画もヘタな回はちょっとがっかりしていました。東探偵がマッコウクジラみたいになっていたり、細かいところで不満はありました。


 ちなみにさち子さんの声優は上田みゆきで佐々木功の奥さんです。東探偵の高山栄は亡くなりました。デーモン博士の声優は高遠(下の名前は度忘れ)さんです。高遠さんは月光仮面に出ていました。

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