昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

麻布 飯倉 狸穴

 麻布と言えば荷風の偏奇館跡地を見に行ったことがあります。母の生前、麻布界隈を散歩し有名人を種に散策しました。
 偏奇館の場所はここに書くまで勘違いしていました。飯倉片町を過ぎて外苑東通りの路地を入った麻布狸穴町の鼠坂と植木坂の起点あたりと思い込んでいました。正しくは六本木一丁目なんですね。飯倉片町を曲がり行合坂を下って有名なピザ店のあたりから路地に入り、その時も道に迷ったかもしれません。実際にはもう少し先で路地に入るべきでした。
 偏奇館跡地なる記念碑ですか、写真も撮ったと思います。当時は麻布區市兵衛町一丁目6でした。逓信院の裏になります。現在は麻布郵便局とか麻布小学校が表の大通りにあります。作家の野坂昭如は郵便局の裏あたりに広めの土地を昔持っていたと語ったことがあります。
 大通りの向かいにロシア大使館がありますが、古い地図には蘇聯大使館となっています。散歩した後、飯倉片町の角の蕎麦屋さんで天ぷらそばを食べ、歩いたせいかたいそう美味かった記憶があります。
 六本木からこの界隈まで鳥居坂とか飯倉とか狸穴町とか80年代から90年代特にバブル期はよく聞かれた町名ですね。
 それより前、荷風は牛込區大久保余丁町にも住んだことがあり、現在のその場所は新宿区余丁町の出世稲荷の近くです。大ざっぱに言えば抜弁天の裏です。

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