『夜の赤坂』
國木田独歩の『夜の赤坂』という短いエッセイを読みました。
独歩は氷川町に住んでいたそうですが、夜ともなると山王のあたりは怖くて歩けなかったそうです。氷川町から赤坂じゅうを散歩していた独歩の言うことですから嘘ではないでしょう。それでもカップルがデートしているところに遭遇することもあったようです。
赤坂田町や一ツ木まで歩いていくと人通りも多くにぎわっていたそうです。
昭和のころの赤坂はいつもにぎわっていたと思うのですが、平成から現在までめっきり寂しい町になってしまいました。
赤坂見附駅に隣接したビルにビックカメラが新設されました。贔屓にしようと何度か行きましたが思っていたより客は少ないです。
都心の空洞化が言われて数年経ちますが何とも寂しいかぎりです。