ホラーティウス『詩論』
ホラーティウスの『詩論』より「詩人について」を引用します。ホラーティウス(ホラティウス)についてはwikipediaなど参照してください。
(3)295-476 詩人について
295-308 デーモクリトスはヘリコーンから正気の詩人を締め出した。狂気の詩人と、砥石の役を果たす正気の批評家。
309-322 道徳的義務を理解することによって、それぞれの人物にふさわしい性格をあたえることが可能になる。
323-332 ギリシア人はほまれを、ローマ人は富を得ることを少年の頃から学ぶ。ローマの少年が教師から算数を教わる光景。
333-346 詩人が狙うのは、有用性か、よろこびか、あるいはその両方か。
347-360 欠点を大目に見てもらえる場合と、そうでない場合、ホメ―ロスが居眠りすると腹が立つが、長い作品であれば仕方ない。
361-365 詩は絵と同じである。
366-384 詩人は一流でなければ詩人ではない。だが詩作を知らない者が詩をつくるのはなぜか。
385-390 ミネルヴァの意に添わないなら、語ることもできない。詩をつくったなら批評家の意見に耳を傾け、9年目まで待って発表すること。
391-407 詩人は文明と文化をもたらし、ほまれと名声を享受した。オルペウス、ホメ―ロスなど、過去の詩人の例。
408-418 詩人には才能と技術のどちらが必要か。
419-437 詩人は追従者に気をつけなければならない。
438-452 詩人は率直な批評家を必要とする。
453-469 狂気の詩人が井戸に落ちても放っておくがよい。アイトナー山の火口に飛び込んだエムペドクレースの例。
470-476 狂気の詩人とが詩を書きまくるのはなぜか。
これらは問いです。答えは本文の続きを本屋か図書館で確認してください。長いので割愛させていただきます。
(参考:岩波文庫)