Jean Doyen , Ginette Doyen
Fauré - Jean Doyen (1972) Pièces brèves op.84 (Piano Bösendorfer)
ジャン・ドワイアンは1907年生まれで年代的にジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタンより若く、アンリエット・ピュイグ=ロジェやジャン・ユボーより年長。
独特のきらめきと立体的な粒立ちを感じさせる。使用ピアノはベーゼンドルファー。
かつてLPで聴いた覚えがあるが、意識したのはその後で、2000年代になってやっとそれも再販だったCDを買うことができた。思えばラッキーだった。
こういう希少盤というのは買うタイミングを逸すると中古店を走り廻ったり、今だったらAmazonとかでプレミア価格のを目にするぐらいで後悔先に立たずが多い。
Faure:Violin Sonata#2 in em-Op108-Jean Fournier&Ginette Doyen-monoLP-circa1951
ドワイアンつながりで妹のジネット(ジュヌヴィエーヴ)・フルニエの演奏も。
音源は古いが演奏は素晴らしい。フルニエというのは高名なチェリスト、ピエール・フルニエの弟と結婚したからだ。
フォーレのヴァイオリン・ソナタ第2番は少々難解だが、そこを解きほぐすような豊かな表現をしている。