昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

めんこ必勝法


 めんこで勝つにはコツがあります。それをお教えしましょう。


 ただ力まかせに闇雲にやってもダメです。

 ぼくは当時スポーツで目立つ生徒でもなかったのでクラスメイトは油断していたと思います。


 前置きが長くなりました。


 めんこはもちろん絵のほうを表を向けて地面に置きます。それで自分のめんこを地面に叩きつけて相手のめんこをひっくり返すのです。それでゲットできます。
 (予行演習としてウソンキというあいさつ程度のルーティンはあります)


 で、コツはと言いますと。左足を相手のめんこの左側に置きます。これは風圧の壁を作るためです。


 それで右手で思いっきり地面に自分のめんこを叩くわけですが、


 コツは体重を掛けること。


 それとなるべく長くめんこを持っていること。これはピッチャーの球の球持ちがいいのと原理は同じだと思います。


 それから大事なことは手首が柔らかいこと。


 要するにぼくのような肉体的に剛腕でなくても遠心力や体重移動や手首の回転により瞬発力を集結すること。


 これらを本能的につかみ取ったぼくはめんこ大会において独り勝ちしたのです。



 ところが日ごろぼくをナメてかかっていた親分肌のハッサンを始めとする、大政小政の高橋や佐藤、その他全員7人ぐらいが、返せ返せと圧力をかけてきたのです。
 曲がったことが大嫌いなぼくはブチ切れて「わあああーーーーー」と暴れたら何のことないみんな三々五々帰ってしまった。


 ルールとしてホンキで勝ったら否応なく相手のめんこは取れるのですが、ゲームを長く楽しむために一回は返してあげたほうが良かったなあと思ったのは50才(同窓会の時)のころ。遅かりし由良之介です。


 ちなみに相手のめんこに自分のめんこの角を当ててひっくり返す方法もありますが、高度なテクニックですし、自分のめんこが表になるかが不確定ですのでよほどのときでないとおススメしません。

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