フォーレ ピアノ五重奏曲 ②
アンドレ・シャルラン盤はジャケットがきれいです。天使がエビ反っているような絵です。
ティッサン・ヴァランタンのピアノは深く耽美的で心に沁みます。ORTF弦楽四重奏団のアンサンブルもフランス独特のエスプリに満ちています。第一ヴァイオリンのデュモンの音色は渋く香り高いです。
ピアノ五重奏曲の1番も2番も4000回ぐらい聴いています。
Gabriel Fauré - Quintette avec piano n° 2 op.115
ピアノ五重奏曲第2番です
ただ、元のLPレコードの音源を知らない人は音程の悪い弦楽アンサンブルと思うかもしれません。
というのも、80年代90年代にCD化されたクラウンレコードとか徳間レコードは失敗でした。ピッチが低くなっていたり、ヴォリュームが極端に小さくなっていたり、評論で酷評を受けました。
LPレコードが全く中古市場に出回っていなかったわけではないですが、ぼく自身も二枚のうち一枚しか買うことができませんでした。ですのでコレクターでない限り入手は困難だったと思います。
オリジナルの音源がCD化されたのは数年前です。
4手のための「ドリー」ティッサン・ヴァランタンとアンリエット・ピュイグ・ロジェ(Henriette puig roget)による演奏はすばらしいです。
Germaine Thyssens Valentin plays Fauré \"Dolly\" Suite Op. 56
このCDは二枚組で3000円代だったと思います。