昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

ブルックナー交響曲

 ブルックナーの交響曲の中で最初に好きになったのは8番です。クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団1963年録音です。ウェストミンスター盤ですね。
 第三楽章の冒頭コントラバスのピチカートが聴こえる版です。これの直前のライブ盤も数年前に話題になりました。そちらも持っています。


 ウェストミンスター盤は新宿のvirginがあったころ、現在は大塚家具になっている、あのビルにvirginが入っていて、そこの試聴コーナーで聴いて気に入り買いました。


 8番はカラヤンのウィーンフィルのも買いましたが、売却しました。


 そのあと90年代後半に渋谷のHMVとかタワレコ、秋葉原の石丸電機とかでギュンター・ヴァント指揮のブルックナーを買いました。4番5番7番9番あたりを買いました。あのころやけにヴァントが流行っていたように思います。廉価盤でもありました。


 2000年代か勢いに任せて8番のDVDまで買ってしまいました。それが北ドイツ盤。
 一時下火になったと思ったのですが(引っ越しの際うかつにもヴァントを売却していました)、最近またブームみたいで、というか9番がすごく好きになったのでCDが欲しくなったのです。ベルリンフィルと北ドイツとどちらがヴァントの名演か判断がつきにくいぐらいたくさん目にしました。
 どうやら北ドイツのほうが評判がいいようですね。YouTubeで聴くとヴァントの場合、ベルリンフィルより北ドイツのほうがいいかもしれない。両方CDは欲しいのですが、財布のひもは硬いのです。ベルリンフィルを買っていたので少しだけ後悔しました。YouTubeで北ドイツのを聴くと壮大そのもので鳥肌が立つような演奏が繰り広げられています。


 譬えは悪いですが、映画の一場面の戦場へ行って戦いたくなります。そういう意味で危険な魅力のある曲ですし演奏だと思います。


 ヴァントは年取ってキレイになりました。日本人好みの品のいい外人のおじいさんという風采になりました。
 仏文学者の中村真一郎氏も似た感じだと思います。年取ってアクが取れて小奇麗になる、ということはありますね。中村氏は江戸漢詩の研究などでテレビで拝見するころはだいぶお年を召されて小奇麗になりました。


 チェリビダッケの8番も冒頭だけ秋葉原のタワレコとかで試聴しました。ぼくの中でクナ盤のテンポやフィーリングが定着していたので、チェリ盤を敢えて買う強い動機にはならなかったです。でもYouTubeで時々ライブ動画を聴きます。

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