昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

金魚の性格

 金魚に性格があるなんてまさかと思うでしょう。ところがあるんです。金魚は6匹いたら6匹とも性格が違います。


 昭和の終わりごろ縁日の夜店で金魚すくいをやり、アトランダムに金魚をもらって帰りました。2日ぐらいで6匹の金魚を買いました。

 たまたま買ってきてしまったので、臨時にプラスティックの水槽に水を貯めて飼い始めました。そのうち、もっとちゃんとした大きめの水槽を買ってきて酸素のブクブクも入れたり浄化装置も備えました。


 金魚は7年間生きていましたが、いろいろあって1匹ずつ死んでいきました。大きめの白っぽい金魚がある1匹の金魚を追いかけ回しました。一日中追いかけ回していました。追いかけられている金魚は一瞬もホッとする瞬間がありません。目に余る行動だったので、意地の悪い金魚を洗面器に隔離して水面にちょっと叩きつけたりしてお仕置きしました。ダメ元で試してみたのです。頃合いを見て水槽に戻したところ、もう追いかけ回すことはやめました。金魚にも反省というか学習心があるんですね。


 でも最初に死んだのは追いかけ回された金魚です。やはりストレスが半端じゃなかったのでしょう。次はわ金(腹が出っ張っている)でした。これが弱いのは分かる。三番目に死んだのは、追いかけ回していた意地の悪い金魚でした。その次は小さめの金魚が死にました。次は敏捷に動き回っていた金魚・・・。


 最後の1匹まで生き残ったのは我関せずだったマイペースの金魚です。一番気ままに周りに流されず干渉もしない孤高の存在でした。飼い初めから死ぬまで過ごし方に全くブレが無かったです。


 金魚たちはぼくがダイニングに入ると水面に上がってきてパクパクし始めます。ぼくだけがエサをやっていたのですが、ぼくの足音を彼らは覚えてしまったのです。(^^)


 そういうわけで、金魚も十人十色、六金魚六色だということが良く分かった7年間でした。

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