昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

夏休み ①

 昭和42年中1の夏休みに母の実家へ遊びにいきました。伯母も従兄も一緒でした。居間を客室代わりに布団を敷いてもらって寝ますが掛け布団が独特の匂いがしました。一泊目は毎回思うのですが、朝目が覚めると、あぁ昨夜は田舎に泊まったんだなと思うのです。居間と仏壇の部屋を仕切っている襖のふすま紙に漢文が書いてあります。小学生のころから不思議だったのですが、「而」「如」とか読めない漢字があって中学に上がってもなかなか出てこないなと思いました。


 伯母、従兄たちと上野まで帰ってきて映画館に入りました。「ロシュフォールの恋人たち」というカトリーヌ・ドヌーブ姉妹主演のミュージカル映画がかかっていました。1歳上の従兄Sちゃんは映画を見ながら半眼を開けて寝ていました。映画が退屈だったのか、よっぽど疲れていたのでしょう。
 伯母たちと別れて、うちの家族は銀座線に乗ってSちゃんの半眼の話で盛り上がりつつ帰ってきました。

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