昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

赤坂をどり 日本の風情と色彩 ⑥

 赤坂をどり第四十四回。


 西川流「いたこ音頭」芸者衆が手ぬぐいを使って舞います。
 彩 裕子 さや香 由良子 まさ美
 〽いたこ出島のまこもの中で菖蒲咲くとはしおらしいや さあよいや さあよいやさあ


 西川流「夜ざくら」男が牡丹色の着物と白地に格子の帯。もうひとりの男は山葵色(わさびいろ)の着物に白地の格子の帯。女は水色の着物に菱型の緋色の帯。三人とも扇を持って舞う。

 緋色


 男 秀千代 寿美花   女 麻以子
 〽夜ざくらや 浮かれ鴉(がらす)が まいまいと 花の木陰に誰やらいるわいな

 浮かれ鴉

 浮かれ鴉


 西川流「さのさ」初めに団扇(うちわ)を渡して、芸者は一斤染(いっこんぞめ)の着物に笹と鳥の模様。帯は茶の縞。扇は山葵色に三日月の紋様入りで舞う。



 〽花づくし 山茶花 桜か 水仙か 寒に咲くのは梅の花 牡丹 芍薬 ねえ 柚子のはな 万年青(おもと)のことなら 南天 菊の花

 南天


 〽月づくし 三笠の山では春の月 四条河原の夏の月 石山寺の ねえ 秋の月 田毎(たごと)更科は 冬の月

 三笠の山

 四条河原

 四条河原絵図

 田毎


 西川流「春雨」一斤染の着物。桃色の日傘を回して舞う。
 〽春雨にしっぽり 濡るる鶯の羽かぜに匂う 梅が香や 花に戯れ しおらしいや 小鳥でさえも 一筋に ねぐら定めぬ 気はひとつ わたしゃ鶯 主(ぬし)は梅 山で身まま気ままに なるならば さあ鶯宿梅(おうしゅくばい) じゃないかいな さあさ何でも良いわいな

 鶯宿梅




×

非ログインユーザーとして返信する