昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

久しぶりの高橋是清公園

 台町に住んでいたころです。赤坂とか永田町あたりに住んでいるクラスメイトがうちに遊びに来ました。7、8人は集まったと思います。屋内では思うように遊べないので、みんなで外に出かけることにしました。
 高橋是清公園は台町の家から歩いて7分ぐらいかかります。薬研坂を下りて中腹の魚屋Gの路地を曲がったか、坂の谷間で左折したかは記憶があいまいです。自家所有の庭に招待するような気分で、ちょっと自慢げに高橋公園を案内しました。
 公園内の中ほどに池のような形の石庭があり、井戸の跡はお風呂の湯船みたいに入れます。馬の形を模した岩(青石?)のオブジェに跨ったり、橋を渡ったり、クラスメイトたちは珍しいものを楽しんでいました。幼いころ馴染んでいた公園ですし、怖い体験も想起するところでしたが、台町に引っ越して以来遊びにくるのは久しぶりだったので、ぼく自身も楽しみました。
 家に帰って友だちもぼくも少しテンションが高かったのかもしれません。ぼくとハッサンは洋服タンスの扉に鏡が付いていたので、その前ではしゃいでいました。
 何かの拍子に鏡にヒビが入ってしまいました。
 きまりが悪くなったのかクラスメイトが帰るというので、ぼくも気まずかったのでみんなを送っていきました。帰ってから鏡のことを母にしかられました。ハッサンの家に電話して弁償してもらったかどうか今では覚えていません。

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