昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

「ぼくの伯父さん」

 VHSのビデオが売られはじめたのは80年代後半だったと思うのです。映画「ぼくの伯父さん」をそのころ見て映画は初めて見たのですが、バックでかかっている音楽は聴き覚えがありました。懐かしくてサントラのCDも買いました。

Jacques Tati Soundtrack Music from 'Mon Oncle'



 映画は1958年とあります。日本でも公開されたそうですが、1959年か1960年、つまり昭和34~35年ごろ町でかかっていたのを何となく覚えています。子どもながらに印象的なメロディと軽快なリズムが耳に残りました。



 まだあの頃は渋谷を歩いても銀座を歩いてもああいうシャレたモダンな音楽がかかっていたように思います。デパートも憩いの場所として捉えていたのではないでしょうか。


 映画の進行はほんわかしたテンポですね。「ぼくの伯父さん」の「ぼく」の自宅は電化製品の最先端が装備され1958年とは思えないようなものが出てきます。多少そういう機械文明を皮肉った描写もありますが、ぼくが好きなのはあの家の庭です。人工的なんですが、アート的で噴水があったり、とにかくモダンです。


 あの庭、というか門扉からガレージの横の玄関へのアプローチを取り囲む設計なんですが、あれ全体の雰囲気が旧草月会館の野外スペースを想い出すのです。

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