昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

ミュージシャン表記

 70年代の音楽雑誌にはミュージシャンの表記がいろいろありました。


 デヴィッド・ボウイは雑誌に紹介された当初デヴィッド・バウイと表記されました。


 ジョン・マクラフリンも最初マクローリンとかマクラグリンと記されて雑誌によってまちまちでした。そのうちマクラフリンに定着しました。

John McLaughlin & The 4th Dimension FULL CONCERT 2012 - Live at 33. Leverkusener Jazztage


 ジャコ・パストリアスは最初パストリアスでしたが、途中ちょっとの期間パストリウスになったことがあります。いつの間にかパストリアスに戻りました。細野晴臣などはジャコ・パトリウスと呼んでいました。これは肉声で聞きましたから確かです。70年代パトリース・ラッシェンという女流キーボード奏者がいたのでごっちゃになったのかもしれません。
 ドラマーのアルフォンス・ムザーンはムーゾンと表記されることもありました。


 ジェフ・ベックと共演したヤン・ハマーが流行り始めたころ、ラジオ番組のゲストに日本のロックミュージシャンが出演した時などはヤン・ハンマー投げと言ってはしゃいでいました。

Jeff Beck - Blue Wind


 ECMジャズでお馴染みの、ギタリストでありピアニストでもあるジスモンティは70年代はギスモンティの表記でした。


 苗字にMcが付くのはだれだれの息子という意味だと知ったのは2000年代になってからです。マッカートニーとかもそうです。マッカーシー、マクラフリン、マクドナルド、マッキンレーなどなど。


 70年代、FMラジオで「アスペクトインジャズ」とか「アスペクトインクロスオーバー」のDJをやっていた音楽評論家の油井正一は独特のアクセントで人名を呼んでいました。ジョン・コルトレーンをジョンで一旦止めてコルトレーンの「コ」にアクセントを持ってきます。普通はジョン・コルトレーンと平坦に言いますが、彼は違っていました。アル・ディメオラも我々はアルファロメオと同じ言い方をしますが、油井さんは違っていました。アルで一旦止めます。「あるジオラマ」みたいな呼び方です。ラジオを聴きながら、おっ!と思ったものです。

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