明治時代の講談本
祖母から聞いた明治時代の講談本の話をご紹介します。(以前書いた続きです)
百姓:一々申すも苦々しゅう御座いますが三ヶ村の騒動で四穀も碌々実りもうさず質をおくやら恥をかくやら九ヶ村の難渋で御座います。
大岡:黙れ。途方も無い事申す奴だ。喰はずに暮らすなどと申す馬鹿者め。恥を恥とも思はずに質をおくとは碌でなし。御公儀の死罪にて三代公の掟に任せ憎き奴ながら一度は許す、罷りたてい。
前に書いたもののほうが七五調でラップっぽかったですね。言うまでもないですが、数字で韻を踏んでいます。