ワードプロセッサー
昭和53年会社に勤めました。ある印刷会社ですが、そのコンピューター部門の漢字処理センターに入社しました。
たてのひらがなと横のひらがなが交わったところに漢字一文字が表に印刷されています。要はひらがなの組み合わせによってどんな漢字ができるのかの一覧表です。これらを元に漢字入力のためのプログラムを作っていくわけです。
ワードプロセッサーという言葉はあったと思います。でもワープロという言い方にはまだなっていなかったです。プログラムはそれ用の言語で作ります。COBOL、Bol-1、TASKFORCEなどを使っていました。
上司から簡単な講義を受けてコンピューター室でカードにプログラム言語をキーで打ちます。どのように自分でプログラムを作ったのか覚えていませんが、ひとまず入力作業を行います。真夏でも室内温度は22℃に冷房で管理されているためYシャツ姿では寒くてガチガチ震えてきます。
そのカードでコンピューターを動かしますが、必ずエラーが出ます。それでまたカードにキーパンチして再度コンピューターを稼働させます。一日中これのくりかえしでした。
そのうちコンピューターメーカーに出向することになり、蒲田の学校に通いました。そのときに銀行の口座を作りました。口座番号が悪かったです。1374794、遺産なし泣くよ、です。
出向先のショールームは新橋と御成門の中間にありました。コンピューターにフロッピーディスクも装備されていて、カードからカセットを通り越してフロッピーにデータを打ち込みます。
当時のフロッピーは大きかったです。A3ぐらいあったんでしょうか?すぐ側のフロッピーディスクコンソールに挿入すると、ゴットンゴットン仰々しい音で作動します。でもそれが当時は最先端でした。