団塊世代の歌手たち
小川知子のファンでしたが、その前後なんとなく気になっていたのは園まりでした。大人っぽい雰囲気で媚びた感じがなく、それでいて顔も歌声も可憐でいいなと思っていました。
園まりは赤坂にも所縁があります。弟さん名義でお店を経営していました。
平成になって売却し、現在は新しいビルが建ち1階はカフェになっています。チェーン店のカフェですが快適で、ぼくも十回以上利用しました。
昭和40年代の映画「愛のきずな」では園まりが主演で藤田まことと共演しています。これがなかなか面白いです。サスペンスタッチのファンタジードラマです。
園まりのゴーゴーダンスのシーンはぜひ見ていただきたい。脇役の男性もモンキーダンスを踊っていますが、モンキーそのものです。レンタルで見られると思います。
奥村チヨは歌がうまく魅力的と分かったのはほんの数年前です。それまでは単に色っぽい歌を歌う人と思っていました。
DVDには遊園地などで芸能ニュース映画用に撮った映像があるんですが、それは面白いです。奥村チヨのリズム感のよさを感じさせる何気ない振付ですが、カチッとした振付ではなく歌に合わせて流した感じのダンスがセンス抜群のものです。
赤坂台町のD号室に住んでいたWさんは奥村チヨと同年代で雰囲気も似ていました。
園まりの路線に近いのは西田佐知子です。西田佐知子のほうが年長で先輩ですが、ぼくが年を追うことでやっと西田佐知子の良さが分かったのは中3のころです。「くれないホテル」にハマりました。
いしだあゆみも「ブルーライトヨコハマ」のころ好きでした。あと「夜明けのスキャット」の由紀さおりにも憧れた時期があります。