昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

明治の講談本 ①

 祖母から教わった明治時代の講談本のセリフがあります。いわば明治のラップ?と呼べるものではないでしょうか。演芸の一種だと思います。


 ◎抑も(そもそも)、わっちがのっぺらぼうのすっぺらぼう、すっぺらぼうののっぺらぼう、坊主になった云はる因縁訊いても呉んねえ、椎茸さんに干瓢(かんぴょう)さんに手練手管にたたき叩いて駄字の目のめって舟ぢゃ危ねえお駕籠(かご)で来なせえ


 ◎一々申すも憎らしい散散な事をしやがって業突張りの碌でなし七面倒臭え張っ飛ばせ糞垂れ野郎の唐茄子頭


 少々乱暴な言葉が並びますが、江戸から明治のころの俗な言語の一端が覗けて面白いと思います。二番目の文は言うまでもなく数字の韻を踏んでいます。

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