昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

都電の思い出

 子どものころはまだ都電が走っていました。思い出というか象徴的な風景として憶えているのは、大人の女性が夏場つり革につかまっているとわき毛が普通に見えていました。

 それと若い母親が腰かけて乳房を半分出して赤ん坊に乳を与えていました。ぼくら子どもたちから見て自然な光景でした。母親というのはそういうものだと思っていました。
 外出するときは赤ん坊を背中に背負っているのも当たり前です。

 いつのころか、昭和50年代半ばあたりから背中に背負わず、前に赤ん坊をベルトで抱くのがオシャレみたいな風潮になりました。赤ん坊と向き合うほうがお互いに安心だから、というのが若い母親たちの口実ですが、本当は背中に背負っているのは所帯じみていてカッコわるい、と感じて前に抱いていたんだろうと思います。

 そのころから少しずつ日本はおかしくなっていったんだろうと思います。
 都電の思い出から思わぬ方向に話が飛んでしまいましたw

×

非ログインユーザーとして返信する