昭和レトロ写真 ②
前回書いた、パールⅠを買った年は次々と4台も買っていました。
手帳を読み返して知りました。全然忘れていましたが、1台3万円台~4万円台ですから驚くほどの散財ではありませんが、クラカメへの期待度は高かったということは判ります。
パールⅠヘキサー75mmF4.5(1949年)の写りは質感がありトーンも良かったのですが、レンズにカビがあり仕上がった写真に白いモヤがかかっていました。
レンズの修理をしてもらいましたが、にじみは完全には取れませんでした。だいぶ後になって売却しました。
パールⅠから半月後にはツァイスイコンのイコンタ69クセナー105mmF4.5を買いました。1930年代と前回書きましたが、1929~1930年が製造のようです。
後年買うテッサーレンズのものより好みの写りを得られます。これは未だに手元にあります。ちょっとヌメりのある懐かしさを感じる写真になります。
6×9判ですからフィルムのコスパは低いですが、ここぞという時は使ってみたいカメラです。
さらに半月後コダックのレチナⅢcクセノン50mmF2(1954年)を買いました。これは意外に好みとは違っていました。トーンはまあまあですが、輪郭が太く質感は今イチに感じました。
1か月後パールⅡヘキサー75mmF3.5(1951年)を買いました。これは距離計連動です。
パールⅠに比べてピント合わせは楽ですが、立体感がやや低くレンズの汚れが後になって見つかりました。これも後年売却しました。
4台とも蛇腹カメラですが、偶然です。『みなと写真散歩』っぽい写真を撮りたい一心でした。