妹の友だち
台町の家の隣のHさんちのH子ちゃんは時々妹と遊んでいました。H子ちゃんは妹より1歳下でした。うちに遊びに来ていた時気軽にこうこうしようかと提案すると彼女は泣きだすのです。
え?泣く?という違和感もありましたが、一人っ子の彼女にとって気を許したのは妹だけであって、兄である自分はまだ認可されない人物であったようです。
それ以来H子ちゃんと妹の仲に割って入ることはしないようにしました。
Hさんちは、平成のころまで赤坂に住んでいたと思います。H子ちゃんはどこかのコックさんといっしょになったと聞きました。
自分を曲げない強さは時として他人の助けを払いのける排他性も含まれます。一生涯幸せに過ごされることを祈っています。