食パンの耳
表町か台町かはっきりしませんが、食パンの耳をフライパンで炒めて砂糖をまぶしておやつにする時期がありました。焦げ目がいい具合につくと香ばしくてウマいのです。
あのころ砂糖に対してマイナスイメージはあまりありませんでした。甘いものが易々と買えるわけでもなく、駄菓子屋で売ってるものは着色料や添加物など多く含まれ、大人たちの間では子どもにたくさん摂取させないようにと啓蒙されていたと思います。
給食の時間注意されたのは食パンの柔らかいところだけ食べて耳を残すと、額縁食べになるからちゃんと耳も残さず食べよう、みたいな感じがありました。
家庭でサンドイッチを作ってもらったことなどほとんど記憶にありませんが、食パンの耳が余った時などおやつに作ってもらうのが楽しみでした。
玉子焼きは甘くしていました。幼稚園の遠足の時など当然玉子焼きが入りますが、となりにしょっぱいおかずが載っていたせいか玉子焼きが部分的にしょっぱくなったことがあり、それがけっこうショックで何年も舌の記憶に残っていました。おしんこだったのか梅干しだったのかどちらかでしょう。