Juliette Greco ジュリエット・グレコ
Juliette Greco - Parlez-moi d`Amour
「聞かせてよ、愛の言葉を」
この歌は、確か戦後まもない昭和24年ごろの邦画「破れ太鼓」で芸術家熟年夫婦、滝沢修と東山千栄子がピクニックに出かけ、野原を歩きながら歌う場面がある。夫婦の後ろからついていくのは小林トシ子(勅使河原宏と結婚)と桂木洋子(黛敏郎と結婚)。
(ただこの歌は1930年に原曲がありますね。自分で挙げといて忘れていました(;'∀')
「破れ太鼓」の主役は阪東妻三郎でやや封建的な印象のオヤジさんを演じていた。滝沢と東山は阪妻と対照的な進歩的文化人を演じていたため、その象徴としてシャンソンの一節を歌ったのだった。
丸山明宏が「銀巴里」の宣伝のために銀座を練り歩いたのは昭和27年ごろだと思うので、そのころシャンソンは文化の一端として受け入れられたのだろう。
Juliette Gréco - Moulin Rouge
「ムーランルージュの歌」
これなども往年のスタンダードだろう。大正から昭和ひとケタ生まれの人には馴染みがある歌だと思う。