昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

赤坂をどりのブログ記事

赤坂をどり(ムラゴンブログ全体)
  • 赤坂芸者

     赤坂芸者で検索すると画像が出てきました。  育子姐さんが5時に夢中に出演した時。岩下さんも赤坂芸者と懇意のご様子。  岩下さんは新橋演舞場に勤めていたのだから新橋芸者も知っているはず。ぼくも東をどりは演舞場で見ましたから芸は一流だと思いました。  でも赤坂芸者のほうが客を立てるのはうまいんじゃな... 続きをみる

    nice! 8
  • 赤坂をどり 日本の風情と色彩 ⑥

     赤坂をどり第四十四回。  西川流「いたこ音頭」芸者衆が手ぬぐいを使って舞います。  彩 裕子 さや香 由良子 まさ美  〽いたこ出島のまこもの中で菖蒲咲くとはしおらしいや さあよいや さあよいやさあ  西川流「夜ざくら」男が牡丹色の着物と白地に格子の帯。もうひとりの男は山葵色(わさびいろ)の着物... 続きをみる

    nice! 7
  • 赤坂をどり 日本の様式 ⑤

     赤坂をどり第四十四回  藤間流「吉原雀」長唄囃子連中  雀科の一種「よしきり」という夏鳥の別名。  本当の意味は、江戸時代遊郭で有名な吉原を冷やかしにくる客のことを俗に吉原雀。客と遊女の男と女の機微を意味深に踊る。色っぽい感じ。 吉原雀 新吉原雀  男 三喜美 八重駒    女 由美江 育子  ... 続きをみる

    nice! 7
  • 赤坂をどり 日本の様式 ④

     赤坂をどり四十四回  西川流「末広がり」長唄囃子連中  太郎冠者=園也  女大名=ぎん子  女大名と太郎冠者(かじゃ) 女大名が太郎冠者を呼び出して恋の遣いにやるという趣向。お能のようなシンプルな、かつ難しい踊りです。 女大名  太郎冠者は青と水色の縞の上衣と黒地にご紋の袴。女大名は眩いばかりの... 続きをみる

    nice! 3
  • 赤坂をどり 日本のファッション ③

     赤坂をどり第四十四回 藤間流「津山の月」清元連中  清元寿兵衛作曲   清元は高い声の唄の文句が粋で洒脱。歌舞伎踊りを創始したといわれる、なごや山三に月の山路を越えて出雲の阿国が会いに来るというしみじみとした舞台です。  阿国の弟子たちは花笠をもって踊ります。山三は黒地の波の模様の着物に帯は黄緑... 続きをみる

    nice! 7
  • 赤坂をどり 日本の色彩とデザイン ②

     赤坂をどり第四十四回「艶姿五月の華やぎ」より  藤間流「お祭り」清元連中  〽ヤア引けや引け引け引くものにとりては 花に霞よ子(ね)の日の小松 初会の盃 なじみの煙草盆 おしゃらく娘の袖袂(たもと) 嬶の履物 内裏女郎のお召し物 座頭の褌(まわし) 菖蒲(あやめ)に大根 御神木(ごしんぼく)の ... 続きをみる

    nice! 10
  • 赤坂をどり 日本の色彩 ①

     赤坂をどり第四十一回より  「鹿児島おはら節」民謡~着物の色は水浅葱(みずあさぎ)か秘色(ひそく)に金色の帯、扇を持って舞いました。  〽花は霧島高千穂の 天の岩戸の神楽舞 三十三番夜もすがら 踊る手ぶりのおもしろく わが胸の 燃ゆる思いに比ぶれば 煙は薄し桜島 薩摩男の胸の火は 火を噴く 山よ... 続きをみる

    nice! 7
  • 赤坂をどり 第54回

     赤坂をどり第54回のお知らせ  平成28年3月20日(日)21日(月・休)   赤坂ACTシアター         各日11:30開演/15:30開演、*開場は開演30分前*未就学児入場不可  [料金](全席指定・税込)  S¥7000 /A¥5000 /B¥3000  《番組(予定)》  一、... 続きをみる

    nice! 5
  • 「赤坂をどり」⑪

     TBS放送時の「赤坂をどり」会長で料亭(当時)「F林」の女将さんHさんと「赤坂芸妓組合」の理事長(当時)K枝さんことW月F代さんのお話。  会長Hさん「組合最後の幕は、赤坂の料亭においでいただきまして、お楽しみいただけたというような気分の舞台にいたしたいと思いまして、その意味では味を出すのに苦労... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑩

     八悦丸(やえまる)さんと金時さんのインタビューです。  八悦丸「古典らしく、きちんと優雅に、お姫様らしく華やかに踊ります。変わり身、小道具をいろいろ使って扱いとか三人の位置取りに気を遣います。かなり無理な姿勢を取ったりしますから毎日の稽古が引き締まった身体をつくるので一所懸命に稽古をしています。... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑨

     西川流「扇獅子」常磐津連中 囃子連中   常磐津文字兵衛指導 賀山左衛門指導 西川右近振付 西川鯉之亟指導補  後藤芳世美術 岩渕御行照明  三味線 奈加 孝代 真理子 今代  浄瑠璃 森江 若知代 小晴 三代丸 麻路 桃太郎  笛 禮子  小鼓 君千代 園子 よし子 千こ 松か  大鼓 彰子 ... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑧

     第四十四回「赤坂をどり」の藤間流「お祭り」の際のみ重子さんと千景さんのインタビューです。  み重子さん「粋な鳶頭は男舞。男の気持ちになるのがたいへんです。後ろ姿まで男の人に見えるようにと言われますが、なかなか難しいです。たくさんつらかったことがあります。踊れないこと、なかなかできなくて情けなく、... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑦

     「赤坂をどり」もかつてテレビ放映されていた(確かTBS)時期があります。  放映された時に録画していたものから、芸者さんたちのインタビューを再現してみますね。  第四十一回「赤坂をどり」は歌舞伎座で行われました。その中の演目「義経と武蔵坊弁慶」は、ぎん子さんとかんばさんが演じています。  ぎん子... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑥

     藤間流「お祭り」清元連中  言わずと知れしお祭りの 形(なり)もすっかりそこら中 ゆき届かせて こぶもなく ここでは一つあそでは 頭々(かしらかしら)と立てられて 御機嫌じゃのと町内の 家主方も夕日影 風も嬉しく戻り道  ヤア引けや引け引け引くものにとりては 花に霞よ子(ね)の日の小松 初会の盃... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」⑤

     藤間流「お祭り」清元連中(つづき)  清元梅吉 指導       藤間友章 作舞  藤間勘太郎 指導補     長倉稠 美術     池田智哉 照明  三味線 京子 ち代 十見松 多美  浄瑠璃 知鶴 卯づき 時奴 碩こ 喜久江  手古舞 千代喜久 夕記枝 さおり 真由美 あきの  頭 紘加  ... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」④

     第44回「赤坂をどり 艶姿五月の華やぎ」の演目は、  藤間流「お祭り」清元連中  江戸は日枝山王神社の祭礼。いなせな鳶の頭と、それにからむ二人の芸者のかけひきが見もの。み重子さんが鳶の頭で黒と途中から右だけ赤の袖。ニッカボッカには金銀のご紋。  二人の芸者は一方が青に途中から右だけ赤の振袖。帯は... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」③

     つづき  唄  みのり 喜久江 晴三 卯づき 梅多寿 三鶴  三味線  香葉 富司 益代 多美 小巻  笛  禮子 よし子  小鼓  園子 美甫 君千代  大鼓  彰子 加名  太鼓  友加利 (以上敬称略)

  • 「赤坂をどり」②

     次に芸者衆を挙げます。(第41回「赤坂をどり」)  藤間流  松子 由美江 以佐子 八重駒 育子 佐和子 香帆留 松巳 千代喜久   み重子 み紗乃 明佳 千葉奈(ちはな)  西川流  久子 志寿子 ぎん子 その也 留以子 夏世 津喜子 秀千江 玉千代  久実子 八悦丸 華子 誠恵(まさえ) 金... 続きをみる

  • 「赤坂をどり」①

     今年も3月21日(土)と22日(日)に第53回「赤坂をどり」が催されますね。去年一昨年と行きそびれました。最後に見たのはもう5年も前のことでしょうか。赤坂ACTシアターでも見ましたが、紀尾井ホールでも行われたことがあります。  平成になってから「赤坂まつり」はあったんです。祭りの中で移動式の舞台... 続きをみる

  • 赤坂の逸話 続

     S子は赤坂に80坪の家を買ってもらいます。加えて銀行の定期預金を二百万円契約しました。  銀行員は大口ゆえ新橋演舞場の切符を持参しましたが、その時、S子は女将の死後切り盛りをやっていて、女将の代わりに出かけていましたので、女中のK江が切符を受け取りました。  どこからバレたのかS子が銀行員に訊き... 続きをみる

  • 赤坂の逸話

     戦前か戦時中の話と思われます。芸者屋「T」の女将が女中を引き連れて、伊豆の温泉旅館へ行ったところ、玄関口で稀なる美少女を見つけました。思わず旅館の女中に訊ねました。 「ちょいと、あの子はどこの子?」 「あれは近所の領事の子で預かり子です」 「お金に糸目はつけませんから、あの子あたしに貰えませんで... 続きをみる