昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

アシッド・フォーク サイケ・フォーク

 数年前アシッド・フォークにハマったことがあります。タワレコの試聴コーナーで聴いて、長年求めていた類いのCDが見つかったと思い買いました。

 いずれもオムニバス盤ですから今ではYouTubeなどで試聴できるものが多いので、いきなりCDを買うこともないわけです。好みのを挙げますと、


 「Wayfaring Strangers:Ladies From The Canyon」(ヒッピー女性がリコーダーを持っている絵のジャケット)


    「Bearded Ladies」(少女がキツネみたいな子犬を抱っこしているセピア写真ジャケット)
です。


 このままだとYouTubeに挙がってない可能性があるので、個々のアーチスト名を挙げておきます。一部抜粋。

 Collie Ryan.Cricket(この人のSTARBRIGHTという素晴らしい曲があるのですが、現在は削除されていると思います)



 Linda Rich.Sunlight Shadow




 Carla Sciaky.And I A Fairytale Lady

Carla Sciaky - And I A Fairytale Lady



 Barbara Sipple.Song For Life

 Magpahi.Horses

 Turid.Lat Mig Se Dig

    Susan Christie.Rainy Day
  


 上記アルバム以外で好きなのはThe Seventh Dawnというバンドですが、これだけだと他のバンドが出てきますので女性ボーカルのAnn Zelenyを検索すると出ると思います。曲は、


Robin,Earth's Lullaby,Sunrise,Green Wood Song,Orbsの5曲は歌声がとても可憐で心が洗われます。70年の録音です。

Robin



 あとはFern Knightというバンドは最近の人です。彼らはサイケフォークです。スウェーデンのサイケフォークでよかったのはLisa o Piuというバンドです。


 サイケフォークで定番はEspersだと思います。有名ですからここに挙げることもないかもしれません。
 70年代のサイケフォークで好きなのはFolkal PointのLovely Joanという曲です。これはYouTubeで聴けると思います。



Folkal Point - Lovely Joan (1972) UK Psych Folk Music



 あと上にも挙げたSusan Christieは69年録音、カントリーフォークロックがベースのサイケデリック、青春フォークフレーバーな味わいのあるアルバムが気に入りました。ダルシマを効果的に使っていて非常に心地よいです。

Susan Christie - Paint a Lady



 有名どころではTudor LodgeのIt all comes back to meは正統派な感じで好
きです。

Tudor Lodge - It All Comes Back To Me [Tudor Lodge] 1971


 やっとYouTubeの貼り方を覚えました。

懐かしきボウリングブーム

 ボウリングブームのころは毎日のようにテレビでやっていた気がします。中山律子、須田開代子、並木恵美子、石井利枝、井上和子などが女子。
 男子は矢島純一、片桐、西城正明(五月みどりの弟)とかです。


 中山プロはレーンポジションの三枚目からほぼストレートに近いボール。須田プロは右一枚目から斜めにストレートぎみのボール。
 ストレートといってもナチュラルフックで、中山プロも須田プロも厚めでした。ヘッドピンに7割ぐらい当たるのが厚めです。


 並木プロは当時としては少数派のパワーボウリングでカーブに近いフックでした。だからヘッドピンに浅めに当たっても破壊力がありました。
 カーブの弧が長いとポケットに入っても10ピンタップしやすいです。タップしやすいレーンの場合はわざと薄めに狙っても真ん中の5番ピンが倒れればほぼストライクになりました。彼女の足腰は強く安定感もありました。


 石井プロはすらりと長身でサウスポーでした。やはりナチュラルフックで左から斜めにポケットを狙っていきました。長い脚がスタイリッシュでした。


 井上プロは普通の感じであまり特徴は覚えていません。


 男子で一番安定感があったのは矢島プロでしょう。フォームもキレイでした。よく大橋巨泉と番組をしていましたが、巨泉はスコアは良くてもフォームが自己流で良くなかったです。
 個性的な手首の強さで魅力のあったのは片桐プロ、小柄でもボウルはキレのあるものでインからいい弧を描いて見事にストライクを取っていました。


 ただボウリングブームも年が経つと西城プロという怪物が現れました。この人は手首の強さと下半身の安定感が抜群でおそらくトップだったと思います。言わずと知れた五月みどりの弟です。ということは小松みどりの弟ということですねw

カフェで暇つぶし

 ベローチェが安いのと座席がまあまあなので利用することが多いです。
 ドトールしかない時、足が棒で歩く気がしない時はドトールに入ることもあります。ドトールは客同士の距離が近すぎます。


 スタバは特定の場所だけですね。御茶ノ水駅前の地下とか渋谷のスクランブルの真ん前とか。
 あとエクセルシオールは赤坂とか飯田橋も時々入りました。
 神楽坂下のスタバは入ったことがないです。


  タリーズは赤坂TBS向かいの店舗がモダンです。外人さんが気軽に利用しているようです。コーヒーもうまい。
 並びにエクセルシオールがありますが、ここも外人さんが多いですね。
 でもタリーズのほうがオシャレです。
 ただ六本木のTSUTAYA内のスタバは外人さんが羽を伸ばすところなので日本人は引け目を感じてしまいます。


 神保町のドトールは三省堂や東京堂で足が疲れた時にすずらん通りの店は使いました。 
 神保町はベローチェが定番です。ここは便利なのですが、トイレが2階に一つしかなく使用中が多い。学生が大きいほうを利用するので閉口しました。三省堂のトイレを利用してくれと思います。


 以前すずらん通りの地下にシャノアールがありましたが、客の入りが悪く(それが魅力だったのですが)閉店してしまいました。
 神保町のスタバは利用したことがありません。


 秋葉原はヨドバシカメラに隣接したベローチェとか石丸電機裏のドトール、岩本町駅付近のベローチェなどは自転車で立ち寄ることもありました。


 こう書いているとキリがないのですが、飯田橋駅前のベローチェもよく利用しましたし、
 毘沙門天前のベローチェにいた時に東日本大震災の大きな揺れが来ました。
 神楽坂駅前矢来町のベローチェもよく行きました。
 市ヶ谷駅前のエクセルシオールは隣りの書店で足が疲れた時に利用していました。



 カフェで読書している人はオバサンのしゃべりがうるさいと感じているでしょう。勉強している人はコーヒー一杯でテーブルをテキスト、ノートで占領しけっこう長時間いるようで、他の客や店員が迷惑がっているかもしれません。


 ノートパソコンの客もキーを叩く音がタカタカすごい。満を持したようにエンターキーをターンと叩いて満足げです。しかも土日にです。



 1933年のフランス映画「巴里祭」はカフェの給仕の若い女性が主人公です。テーブル席で調べものをしている立派なひげの老紳士は他の客の談笑が迷惑そうです。この老紳士は若い女性と同じアパルトマンに住んでいます。自宅は子どもたちが騒いでいるので落ち着いて調べものが出来ないのでしょう。
 
 現代のカフェで勉強する理由は、自宅だとネットやゲームの誘惑に負けてしまうから自分を追い込んでいるんでしょうね。リビングで勉強したほうが能率が上がる理論に近いかもしれません。


 ぼくはカフェで読書する場合、iPodにあらかじめインポートした雨がザーザー降るBGMを聴きながらです。
 ただ赤坂のエクセルシオール(昔花屋さんだったところ)は音楽がいいのでそのまま楽しみます。

LPをCDに焼く

 うちに昔買ったレコードや中古のLPがありましたので、CDに焼く機器を買いましてやってみました。機械に疎い自分ですが、シニア用に作られたものらしく何とか成功しました。(ステマになるのではっきりとは記しませんがT社の6、7万のものです)


 レコードはフォーレのピアノ五重奏曲第2番、ギャビー・カサドシュ(ピアノ)、Guilet(ギュレ?ギレ?)四重奏団のものです。1950年代前半の録音と思われます。MGMレコードから出ていたものです。


 ギャビー・カサドシュは(1901‐1999)でまさに20世紀を丸々生きたことになります。同じ女流ピアニストのジェルメール・ティッサン=ヴァランタンより1歳上です。パリコンセルヴァトワールでマルグリット・ロンなどの下に学びピアノ部門首席で卒業しました。ドビュッシーの愛娘エマ(シューシュー)とも親友でした。ギャビーの旧姓はロテです。
 ギャビーは超美人です。1921年に有名ピアニストのロベール・カサドシュと結婚し、数々のレコードを残しました。検索すると美人ぶりが分かります。


 今回LPを聴き直してみましたが、けっこういい演奏です。第1ヴァイオリンのダニエル・ギュレ(ギレ?)は後のボザールトリオ結成のもとになりました。モノラルなのでオーディオ的な広がりは今イチですが、演奏はなかなかのものです。YouTubeにもアップされています。


 実際CDに焼くのは最初慣れないので失敗もありましたが、CD-RWが使えるので何度もトライしました。何度かやっているうちにコツをつかんで、曲の切れ目でボタンを押して曲の頭出しつまりトラックを設定します。これが一番骨が折れる作業で忍耐力と思いきりが必要なところです。
 あらかじめ録音レベルを設定して自動でトラックの頭出しができる、と書かれていますが、そう単純にはいかないような気がします。レコードによって、曲によってボリュームが違うからです。
 後からすき間の無音箇所をカットできるようですが、機械を信じられないというか、それだったら曲を聴きながら手動でトラックの頭を設定したほうが安心できます。


 今回はクラシックでしたが、この先小唄や端唄もトライとなると無音のところがやたら多いですから、その辺の純邦楽独特の「間(ま)」は機械には理解できないでしょう。

色っぽい江戸の女流漢詩

 色っぽい漢詩を紹介します。先に現代語訳から、
 
 酔美人が夜明けに、悄然と寝室を脱け出て庭に立つ。高い梢のうえの月が、寝乱れた化粧の顔を照らす。花に置く露をすすって、酔を醒まそうとすると、一面の薔薇の匂いに、更に酔ってしまう。


 蓮歩悄トシテ移シテ、暁房ヲ離ル。高悄ノ落月、慵粧ヲ照ラス。花辺ニ露ヲノミテ、残酔ヲ醒サントス。更ニ酔フ、薔薇、満架ノ香。
(中村真一郎注釈)



  暁苑              皆川練卿
 蓮歩悄移離暁房     
 高悄落月照慵粧
 花邊嚥露醒殘醉     
 更醉薔薇満架香


 悄然=悄々、憂ふる貌
 慵粧=化粧のくずれ