昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

フィリップ・グラス Philip Glass ①


Philip Glass - The Kiss
 これは映画The Hoursのサントラ収録曲The Kissです。(映像は別)




Philip Glass - The Hours (2002) soundtrack: 01. The Poet Acts
 これはThe Hoursのサントラ冒頭です。


 亡き妻はThe Hoursの冒頭を聴いてすぐに「ドラキュラだ!」と言い当てました。




DRACULA by Philip Glass & the Kronos Quartet
 これがドラキュラのサントラのコンサートですね。



 やっとYouTubeの貼り方を覚えましたw


 アシッド・フォークにも貼ってみます。

南千住の「バッハ」

 名曲喫茶「バッハ」は二度ほど行きましたが、今の今まで場所を勘違いしていました。 
 というのも吉原大門の四つ角に「土手の伊勢屋」という天ぷら屋があるのですが、そこへ行ったことと混同していたからです。何で土手というのか分かりませんでしたが、あそこのわりと広いバス通りが「土手通り」というのです。
 天ぷら屋の開店時間より早めに行って店の前で並びました。ぼくの人生で最初で最後の店頭行列でした。味はまあまあ、盛りは良かったです。


 ただ「土手通り」も「馬道通り」というのが正式らしく、そこに「バッハ」もあると記憶違いしていました。
 「バッハ」は「江戸通り」沿いだったのです。


 「土手通り」と「江戸通り」をつなぐ道路に「日の出会通り」と「いろは会商店街」があります。あの界隈に何回か通ったおり、「日の出会通り」のそば屋さんで天ぷらそばを食べたとき、この辺に瀬戸物屋さんありますかと訊いたらあそこの商店街にありますよと教えてくれました。
 
 その瀬戸物屋さんは商店街のアーケード内に店舗がありました。順序が逆になりましたが、「バッハ」で飲んだコーヒーのカップがあまりに素敵だったので、カウンター内の店員さんに大倉陶園のものだと聞きだしました。


 ネットで調べたのが先か瀬戸物屋さんで見たのが先か忘れましたが、瀬戸物屋さんの女性店主も親切に教えてくれました。高いから無理に買えとは言わないけれど気に入ったなら買うのもいいと言ってくれました。


 その後「バッハ」にもう一度行って美味いコーヒーと美しいカップを堪能しました。「バッハ」の店内は四人席や二人席が日当たりのいいところに多くあります。一人客は自ずとカウンター席に腰かけて、小気味よくコーヒーを淹れたり注いだりする店員さんを真正面で見ます。会話OKの店なのでクラシックが流れていますが堅苦しい店ではありません。


 どちらかというとコーヒーを楽しむ店かもしれないです。「バッハ」の場所も勘違いしていましたが、瀬戸物屋さんがあるアーケードも「三ノ輪駅」近くか「南千住駅」近くか分かりません。


 そのころ界隈のうなぎ屋さんも評判になっていました。


 瀬戸物屋さんに行ったとき、二度行きましたが、一度は自転車だったと思います。なので距離感がごっちゃになり勘違いしていたと思います。


 浅草の北にある千束の先に吉原のソープ街がありましてその道をうねうね自転車で行きました。見返り柳、樋口一葉の小説の冒頭に出てくる「見返り柳いと長ければ」のところです。
 あの辺は新吉原というんですね。明暦の大火の前は日本橋人形町に吉原があったそうです。千束のほうの吉原大門の交差点に名残りともいえる見返り柳が残っています。


 天ぷら屋の「土手の伊勢屋」と「バッハ」は別の日に行ったので場所を混同したんだと思います。「土手の伊勢屋」も「バッハ」も住所は日本堤です。


 あの辺には山谷というところがあって簡易宿もあります。「バッハ」や瀬戸物屋に行くときに路上で酒盛りしているオジサンたちを見ました。あの中には元インテリもいると瀬戸物屋さんの店主は言っていました。
 泪橋という地名はありませんが、交差点名は残っています。「あしたのジョー」の設定に出てきたと思います。

量販店の中国人女性

 10年ぐらい前、フランス旅行の前に海外のコンセントに合うように変圧器を買いに出かけました。秋葉原の某量販店のフロアに行きました。


 見ると美人の店員さんがいたので、思わず声を掛けました。言葉が片言だったし面長だったので韓国人?と訊いたら中国人だと言うのです。
 え?留学生?と訊いてみましたら、不法滞在と言いました。ストレートに言われたのでそのときは冗談かと思いましたが、後で考えたらホントかもしれないと思いました。どこかの準ミスみたいな知的な美人です。


 その女性に変圧器の売り場はどこにありますか?陳列棚まで行ってフランスに合う変圧器はどれなのか訊きました。これですねと持たされてレジへ持っていきました。


 レジでフランスの変圧器はこれでいいんですね、と確認したところ、これは違いますね、と言われました。正しい変圧器を持ってきてもらって購入しました。



 フランスから帰国して写真の現像が仕上がったのでまた量販店に受け取りに行きました。写真を受け取ってひと息ついて、そうだった、この間の女性のところへ行ってみようと思いました。


 彼女はいました。この間の変圧器間違ってましたよ、と言いました。すみませんでしたと答える彼女。あなたに漢詩を書いてきましたと言って、紙に書いてある自作の漢詩を見せました。彼女は美しいし知的であるというような内容です。七言絶句の平仄も韻も合っているし起承転結にもなっていたので、彼女は納得したようです。


 すかさず写真のモデルになってほしいと頼みました。ダメと断られました。街中でスナップでもいいからと言いましたが、ダメでした。
 後で、仕上がった写真を見せれば怪しまれなかったのに、と少し後悔しました。DPEの窓口で受け取ったばかりの写真の袋を手に提げていたのに。失敗したなぁと思いました。モノクロの真面目な風景写真ばっかりなのに。

ヤギやひつじを観察したこと

 数年前に上野動物園に行ってヤギやひつじを間近で見ました。とても印象的でした。


 上野動物園で順番にひととおり見て、帰りしなにヤギとひつじが放たれている広場を見つけました。けっこう広いです。にわとりも同じ場所に放し飼いになっていました。


 家族連れがワイワイはしゃいでいました。子どもたちがヤギやひつじを追いかけまわしてお触りしています。小高い丘みたいなところでヤギやひつじが休んでいるところににわとりも違和感なく地面を突っついていました。ひつじがじっと立っていて午後の陽で真っ白に浮かび上がっていました。


 ヤギもひつじも泰然自若として落ち着いています。触られても露骨に嫌がりません。イヤなときはスーッとすり抜けます。ちょっとしたぐらいのことでは動揺しません。


 ヤギもひつじも他のヤギやひつじの体を触ったりします。ベビーカーの乳児をからかったりもします。でも相手がヤギだろうがひつじだろうが人間だろうが、ちょっとでも相手が嫌がったり逃げたりすると深追いしません。頃合いを知っているのか、どのぐらいで嫌がるかを計っているようなところがあります。


 動物のことは詳しくないぼくですが、ヤギもひつじも思いのほか精神性が高いなと感じました。彼らから見ればほとんどの見物客は初対面なはずです。にもかかわらず子どもも犬猫に慣れないぼくでさえ間近にいて全く緊張感を感じさせません。


 しかもお茶目なところもありました。一頭のひつじが女性客のショルダーバッグに興味を持ったらしく、背中に回っているバッグの上カバーを鼻でめくって中身を探ります。女性はしゃがんで別のひつじのお腹をスリスリしていました。女性がバッグが変だなと思って後ろを振り向くと、その瞬間にひつじは知らん顔して微動だにしません。それを3回ぐらい繰り返して女性もやっとひつじのいたずらに気づいたようです。


 ぼくはそのときは気がつかなかったのですが、ビデオを回していましたので後で見返したらそういう事実がありました。
 あのひつじのヌーボーとした表情と動作がのろい印象はポーカーフェイスで、実は人間の動作心理まで俊敏に感じ取る知恵者だったのです。


 ヤギは哲学者みたいにつっ立っていました。それでいて立ちション立ちフンを平気でしています。屋根のあるところの地面に塩のかたまりみたいな石みたいなものがあって、それを時々舐めています。


 ライオンとか虎も見ましたが、特に虎は落ち着きがなくいくら力は強くても心は安らいでいないのではないかと思いました。カバの獰猛さもその日垣間見ました。ペンギンはみんなと一緒でないと水に飛び込みません。まわりを気にしている様子。


 街中のカラスはゴミを漁っているところに人間が通りかかると、オレはゴミなんか漁ってないよという演技をしますが、人間を攻撃しますから賢いと思いたくないです。

蚊、コバエ、ゴキブリの対処の仕方

 さすがに11月ともなると蚊はなかなか遭遇しません。もっとも都心はともかく郊外はこんな寒い季節でも生き残った蚊がプ~ンと飛んでいる場合があります。


 やけに人にまとわりつくと思いませんか?なぜでしょう。

 殺してほしいからです。跡継ぎは確保した、お役目は果たした。後は死ぬだけ。人間みたいにローンを組んだり年金を気にしたり、保険をどれにしようかなんて迷いません。用が済んだらさっさと死んでしまいたいと思うのです。
 
 越冬したって意味がありません。人にまとわりつくのはパチンと叩いて殺してほしいからです。蚊は仏心の塊です。


 でも面倒臭いですよね。顔とかにわざと音が聴こえるように低空飛行の航空ショーを披露するんですから。


 コバエは素早いので意味がわからない。


 もうゴキブリは出ないでしょうが、万一キッチンなどで見かけたら覚えてほしいのです。

 殺虫剤など探していたらゴキブリは姿を消します。流しにはだいたいジ〇イとか食器専用の洗剤がありますよね。あの界面活性剤入りの洗剤をゴキブリにふりかけてください。逃げ足の速いゴキブリで素早くジ〇イをかければ足が止まりますよ。


 ゴキブリに身体のどこか一部でもジ〇イがふりかかればしめたものです。ゴキブリはひっくり返って足をバタバタさせます。やがて動かなくなります。


 要するに界面活性剤がゴキブリの体の一部にかかることで細胞が呼吸困難になり窒息するのです。


 くわしく書くとちょっと残酷な感じになりますが、ゴキブリが逃げずにその場でバタついて倒れる、それだけで捕獲可能になりますね。ティシューでも何でも包んでゴミ箱にポイ。楽だと思いませんか。キャーキャー言うことはないわけです。


 ジ〇イが無ければキュ〇〇ットでも同じだと思います。一度試してみてください。