モーリス・ユトリロ
モーリス・ユトリロはパリモンマルトル近所のありふれた風景を描いた画家です。ホントに油絵と聞いて何となく浮かぶイメージでありふれた油絵とすればユトリロの絵ではないでしょうか。
でもありふれたそれも50年ぐらい昔にイメージしたような美意識が好きです。昨今ありふれた美意識をないがしろにしすぎているような気がします。
確かにインパクトには欠けます。でもずっとながめていたいような風景です。
Maurice Utrillo (1883-1955), part II
ユトリロ本人はアルコール依存症と戦った一生だったようです。
10年ぐらい前にパリに行ったことがありますが、ツアーだったため、それと事前の調べが浅かったためにモンマルトルには寄れませんでした。悔やまれます。