昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

三輪車の思い出

 表町のころです。隣りはEさんの屋敷がありましたが、そこは売り払われて取り壊しの工事が始まりました。のちにCマンションが建てられるわけですが、たまたま工事のためにトラックがうちの門のところにバックして来て、付近に置いてあったぼくの三輪車をつぶしてしまいました。
 母が工事関係者と交渉していくらかの弁償をしてもらったと思います。
 その直後に何かの折に記念写真を撮ってもらったのですが、道具としての三輪車が無いので思案の結果向かいのNさんのM夫君の三輪車を貸してもらうようにお願いしました。
 1歳下のM夫君の三輪車を借りることが出来、三輪車に乗ってもっともらしく笑顔で撮った写真を見るたびに三輪車借りたんだよなぁと申し訳なく思っていました。
 NさんのS夫君とM夫君は4歳離れた兄弟です。3人で一緒に遊ぶと微妙なところで兄弟が組みます。子ども心にフェアじゃないと感じ、ぼくのほうから誘うことはほとんど無くなりました。それまでは、お向かいの家の前で「S夫くん、遊びましょ!」「M夫くん、遊びましょ!」と大きな声で誘っていました。思い出してみると昔の子どもは素朴というか直接的なお誘いをしていたなと感じます。

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