赤坂をどり 日本の様式 ④
赤坂をどり四十四回
西川流「末広がり」長唄囃子連中
太郎冠者=園也 女大名=ぎん子
女大名と太郎冠者(かじゃ) 女大名が太郎冠者を呼び出して恋の遣いにやるという趣向。お能のようなシンプルな、かつ難しい踊りです。
女大名
太郎冠者は青と水色の縞の上衣と黒地にご紋の袴。女大名は眩いばかりの豪華な着物。長い帯は黒地に金銀の紋様。扇は金と黄緑に赤の縁。簪も豪奢。
太郎冠者
〽傘をさすなら春日山 これも花の宴とて 人が呑んでさすなら 我も吞みてさそうよ花の盃 はんな傘 実(げ)にもそうよの 実にまこと 四つの海 今ぞ治まる時津風 波の鼓の声澄みて 謡(うた)うつ舞うつ君が代は 万々歳も限りなく 末広がりこそめでたけれ 末広がりこそめでたけれ
春日山