プラッシー
子どもにとってジュースは憧れでしたね。表町のころ、プラッシーはお米屋さんが届けてくれました。それも年じゅうじゃありません。年に数回です。おそらくお客さんが来る、親戚が来るなんて時だけ用意していたんだと思います。
バヤリースなどは相当ハイカラに感じました。一生のうち2、3回飲んだかどうかです。プラッシーでさえ嬉々として飲んだ記憶があります。
そのうちテレビで渡辺のジュースの素のCMをやるようになってから、欲しくて欲しくてしようがなかったです。一大決心をして母親に栄養があるからとか講釈を垂れてオレンジではなくグレープジュースの大判を買いに行きました。丹後町のたばこ屋兼駄菓子屋で買ったと思います。
紫色のパッケージが珍しくて嬉しくてしようがなかったです。オレンジジュースよりもちょっとオシャレな感じがしました。昔はいわゆるグレープフルーツなるものは出回っていなかったです。グレープといえば紫色のぶどうのジュースでした。