赤坂氷川山車保存会
今年9月に赤坂氷川山車巡行が行われたようです。平成19年に氷川神社の山車の巡行が再開して10年めということです。将来的には9体全部の山車が出られるように、それが目標だと赤坂氷川山車保存会の副理事長のI野さんはおっしゃっていました。
ただ山車の数は少ないものの実は平成3年にも巡行はありました。他の年もあったかもしれませんが、平成3年は8ミリビデオで撮影しましたから確実です。10月24日に第12回「赤坂まつり」が催され、山車も出たのです。
平成3年の山車は恵比寿天、源頼義、花山車、日本武尊でした。今年のように猿などの山車の修復されたものは出ていなかった。つまり平成19年から山車が復活して少しずつ上に乗っている神様が修復されていったということなのでしょう。
だからと言って平成3年のお祭りが規模が小さかったわけではありません。
だいいちコースが違います。
氷川神社、赤坂通りの信用金庫の前、外堀通りに出て山王神社前、ベルビー赤坂(現ビックカメラ)、一ツ木通り、TBS前です。
山車の他に赤坂奴、手古舞、木遣り、三和銀行、裏傳馬町囃子、一ツ木睦囃子、港信用金庫、大和証券、赤坂六七町会、鹿島建設の巡行がありました。
それと芸者会の移動舞台車が唄と三味線、お囃子、舞踊の芸者衆を乗せて巡行しました。これが一番注目されました。
演目は「お江戸赤坂」「おたがいに」「りきゅうぶし」「きりぎりす」「つくだ流しさわぎ」です。
思い出しましたが10年ほど前に見たのは稚児行列のような氷川神社まつりの巡行でした。それはまたコースが違っていました。「青野」の前を通って行ったと思います。
ちなみに保存会副理事長のI野さんは昔お豆腐屋さんでした。後年ビルが建ち喫茶店を経営していましたが、その後のことは分かりません。表町のほうまで豆腐を売りに来たのは先代の方だと思います。鍋を手に持って豆腐を買いにいきます。うちの前で停まるので現在のコンビニより便利です。I野さんは両親の仲人さんでもあります。
以前理事長としてお見掛けした畳屋のK所さんの旦那さんは祖母の職場の部下でした。
お二方共赤坂に何十年も在住でしかも健在でいらっしゃる。喜ばしく羨ましい次第です。