昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

LPをCDに焼く

 うちに昔買ったレコードや中古のLPがありましたので、CDに焼く機器を買いましてやってみました。機械に疎い自分ですが、シニア用に作られたものらしく何とか成功しました。(ステマになるのではっきりとは記しませんがT社の6、7万のものです)


 レコードはフォーレのピアノ五重奏曲第2番、ギャビー・カサドシュ(ピアノ)、Guilet(ギュレ?ギレ?)四重奏団のものです。1950年代前半の録音と思われます。MGMレコードから出ていたものです。


 ギャビー・カサドシュは(1901‐1999)でまさに20世紀を丸々生きたことになります。同じ女流ピアニストのジェルメール・ティッサン=ヴァランタンより1歳上です。パリコンセルヴァトワールでマルグリット・ロンなどの下に学びピアノ部門首席で卒業しました。ドビュッシーの愛娘エマ(シューシュー)とも親友でした。ギャビーの旧姓はロテです。
 ギャビーは超美人です。1921年に有名ピアニストのロベール・カサドシュと結婚し、数々のレコードを残しました。検索すると美人ぶりが分かります。


 今回LPを聴き直してみましたが、けっこういい演奏です。第1ヴァイオリンのダニエル・ギュレ(ギレ?)は後のボザールトリオ結成のもとになりました。モノラルなのでオーディオ的な広がりは今イチですが、演奏はなかなかのものです。YouTubeにもアップされています。


 実際CDに焼くのは最初慣れないので失敗もありましたが、CD-RWが使えるので何度もトライしました。何度かやっているうちにコツをつかんで、曲の切れ目でボタンを押して曲の頭出しつまりトラックを設定します。これが一番骨が折れる作業で忍耐力と思いきりが必要なところです。
 あらかじめ録音レベルを設定して自動でトラックの頭出しができる、と書かれていますが、そう単純にはいかないような気がします。レコードによって、曲によってボリュームが違うからです。
 後からすき間の無音箇所をカットできるようですが、機械を信じられないというか、それだったら曲を聴きながら手動でトラックの頭を設定したほうが安心できます。


 今回はクラシックでしたが、この先小唄や端唄もトライとなると無音のところがやたら多いですから、その辺の純邦楽独特の「間(ま)」は機械には理解できないでしょう。

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