昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

小唄 端唄

 小唄で一番色っぽい歌い手は下谷小つるだと思います。うちに「江戸女ごよみ」というレコードがありますが、ジャケットの写真は超美人です。歌声は婀娜っぽく、それでいて品のある、素晴らしい声です。特に男性は歌声を聴いただけでメロメロになること請け合いです。

「俗曲」しょんがえ節 梅は咲いたか/下谷小つる



 小唄で有名なのは市丸、小唄勝太郎、赤坂小梅、神楽坂はん子、神楽坂浮子などだと思いますが、芸者であることや純邦楽の馴染みのなさを超えて下谷小つるは特別な存在です。

 春日とよは渋く孤高の存在ですが敷居が高いと感じる人もいるでしょう。端唄の藤本二三吉は渋さの中にポピュラーな選曲、奴さん、梅は咲いたか、かっぽれなどで親しまれています。日本橋きみ榮は弾き語りが抜群に長けています。佐々舟澄枝は日本橋の生まれですが晩年は神楽坂近くに住んでいました。


 下谷小つるのLPは高田馬場の中古レコード店「タイム」で買い求めました。CDは浅草の「宮田レコード」で買いました。美人店主のお店です。店内はカセットやシングルレコードもたくさんありました。何年も行っていないので今はどういう状態かわかりません。
 ただ下谷小つるは検索しても年齢もプロフィールもわかりません。Amazonではプレミアがついた価格になっています。


 小唄でも少し毛色の違う三島儷子という人がいます。この方は明治生まれですが、声が高めなのでずっと昭和生まれだと思っていました。三島はやはり最初レコードで聴きましたが、CDも「宮田レコード」で買いました。舞踊小唄でコロムビアから出ているものでした。


 実は下谷小つるのCDもコロムビアの舞踊用の小唄端唄です。
 春日とよのCDはビクターです。
 三島儷子は昭和50年以降大和美代葵という名前で大和楽を歌うようになります。そのあたりは後ほど書くつもりです。

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