昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

コロンビア通りでボール投げ

 昭和38年にコロンビア通りの台町に引っ越しました。向かいは空き地で塀で囲ってありました。塀に軟球をぶつけて跳ね返ってくるゴロを、1800円で買ったグローブでキャッチするのが一番の遊びでした。車はそんなに通らなかったです。

 塀を支えているコンクリートの土台が角張っています。そこに当たるとライナーで返ってきます。それをキャッチするのが無性に満足感がありました。独り遊びでライナー性の返球は貴重です。


 うちのガレージにはブルーバードの柿の種の次の型が停まっていました。2階のA号室Nさん、独身OLで真面目な感じの30前のたぶん二号さん、の車です。C号室のSさんに電話がかかってくると、グローブとボールを置いてぼくが呼びに行きます。各部屋に電話がないので銀座のホステスでも呼び出し電話でした。玄関を開けて「Sさん、電話です」と言ったら「はーい」と返事がきましたが、彼女はシャワーを浴びていました。ドアを開け放したまま。こっちがビックリしました。


 向かいの空き地で盆踊り大会が催された時は櫓の上で太鼓をたたきました。最高に気持ち良かったです。

 後年空き地は確かテニスコートになったと思いますが、もっと後にはビルが建ったと思います。

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