昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

古本の相場

 一ツ木の古本屋で買った本の相場ですが、乱歩の「影男」は50円、「緑衣の鬼」は70円だったと思います。この古本屋は神保町の古本屋と同じように古本を売る立派な構えの古書店でした。子ども向けといえども貸本ではありません。あくまで売買です。
 甲賀三郎の「姿なき怪盗」も50円ぐらい、「黒い天使」は40円ぐらい、海野十三の「少年探偵長」は40円ぐらいだったと思います。大ざっぱに30~70円という記憶がありますが、どれがいくらかは正直覚えていません。


 少年マガジンのふつうが30円で特大号が40円でしたが、新刊がいくらだったのか未だに判りません。特大号が50円になった時うわぁ高くなったなと思いました。貧乏ではありませんでしたが、子どものころから古本を買えば節約になるという心がありました。父や妹などはぼくが散財家と思っているようでしたがとんでもないです。贅沢なものを買っているんじゃない、安く買える策を考えるという親への配慮でもあり言い訳でもありました。
 探偵小説は子ども向けとはいえ、単行本の装丁でした。発行年は一番古くて昭和24年、一番新しくて昭和33年ごろですから(初版とは違います)、昭和39年、40年の時点で確かに古本です。

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